かわしゅう日記@雑司が谷

世の中研究。ヤクルト、F1、都市についてなどなど

田舎の小さなコミュニティ

2005-04-15 | Weblog
なんだかんだ言ってブログ書く時間がない。生活の一部に組み込まなきゃいけないな。
いくつか書こうと思っていたことがあって、たまたま日曜日、テレビをつけていたら見てしまったドラマ「あいくるしい」っていうのが、日曜9時~TBSでやってんだけど、これ、いいわ。なかなか面白い。登場人物のキャラは非現実的だけど、シナリオとか描写が超日常的。次何が起こるんだろうって期待しない系のドラマ。ひたすら日常を描き続けていくみたいな(そこまでじゃないけどさ)ドラマ好きだなあ。「阿弥陀堂だより」みたいな。「阿弥陀堂だより」も「あいくるしい」も田舎の小さなコミュニティのお話。人間味があっていいね。作られた話なんだけど、人工的な感じがしない暖かみがあるのです。
岩井俊二の「リリィシュシュのすべて」もそうなんです。あれ大好き、よく否定されるけど。14歳の心のダークな部分だけを前面に出したお話。つまり非現実的な部分もたくさんあるんだけど、それでも何か人工的でない暖かみを感じる。これも北関東の田舎の小さなコミュニティのお話。

田舎の小さなコミュニティに憧れてるな、自分。街の人は大体顔見知り、みたいな。みんな同じ小学校。みんな同じ床屋。同じ診療所。みんな共通のものをたくさん持ってて、でもそれぞれは個性があって違ってて…、みたいな。うらやましいね、そういう環境。
東京にいると目の前の道歩いてる人はみんな知らない人だしなあ、だいたいお隣さんが誰だかわかんないし。学校も私立だったからみんなバラバラのところから来てる寄せ集め集団だったし。帰れる田舎がないってのはすごい寂しいことだと思う。
地方出身のやつはよく実家は最悪、何もないとか言うけど、東京にいる方が何もない。もっと自分の街に誇りを持たないと。自分の街に誇りを持てないからみんな大都市に集まってきて、東京みたいななんでもありの変な都市ができて、地方が衰退して、街同士が合併して、昔ながらの地名がどんどん消えて、アイデンティティが次々と失われていく…。よくない。
田舎の小さなコミュニティには絶対人間味にあふれた暖かさがあると思う。失ったものを取り戻すためにもう一度その良さ考え直してみないといけないんじゃないかな。人間はみんな人間的な暖かさを持っているはずだから、もっと街を暖かくしていけるはず。
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