パンタナールの名前の由来は、ポルトガル語の沼地だという。
総面積は、195千平方キロメートル。
ブラジル、ボリビアとパラグアイにまたがり、
海抜80メートルから150メートルに広がる平原地帯。
乾燥と雨季を季節的に繰り返えされ、独特な生態系が形成されているという。
パンタナール・サファリの主役はジャガー。
船着場から専用のボートに乗って、生息域に向かって勢いよく繰り出す。
装備されているのエンジンにはYAMAHAのマーク。
自信満々のガイドに導かれて、川べりを凝視するが、なかなか見つからない。
ポイントを変えては、同じことを繰り返す。
他の船とも無線連絡を取っているようだが、思わしい情報は得られないようだ。
何ら収穫が得られないまま、お昼近くになってしまった。
一旦、ホテルに戻ろうかと話している所に、無線連絡が入った。
船を旋回させて、大急ぎで向かう。
やはり、YAMAHAのエンジンは頼もしい。
暫くすると、岸辺に多くのボートが集まっている場所を発見。
近づいてみると、確かにジャガー。
岸辺に沿って、どんどん移動していく。
ボートの集団も然り。
その時、突然、ジャガーが川に飛び込んだ。
どうやら獲物を確保し損ねたようだ。
ジャガーの大好物はワニ。
川辺には、「どうぞ召し上がれ」とばかりに、ワニの集団が日向ぼっこをしている。
危機意識は、微塵も感じられない。
船頭さんが、「ジャガーのガイドブック」を持っていた。
生息しているジャガーの生活エリア(テリトリー)と顔・体の写真、
それに名前もついている。
一時期は、激減し、絶滅危惧種にしてされたが、保護の甲斐もあって、
随分と回復してきているようで、この日も、3頭にお目に掛かった
サファリのお目当ては、数多くの種類の鳥たちはもとより、
カワウソとカピバラ。
動物園でお馴染みの動物だ。
はじめは、「あ、いたいた」と叫んでいたが、
ホテルの近くの道路を集団で移動していくカピバラにお目に掛かると、
満腹感を覚えた。