今回の日本300名山は大千軒岳(だいせんげんだけ)。
大千軒岳は北海道渡島半島の南西部にある山(1,072m)。
北海道で最初に一等三角点が設置された山として知られている。
松前藩による隠れキリシタンが処刑された地で、金山番所跡と千軒平には十字架がある。
最短の登山ルートは、松前から延びる林道を辿り、直下の登山口からのアプローチなのだが・・・
一時期、通行できるようになったものの短期間で閉鎖されてしまい、北海道の林道の維持管理は大変だと痛感させられる。
今回は、知内川コースを利用。
ところが、数日来の雨により林道には倒木があり、登山口までは、途中で車を置いて歩くことに。
更には、沢の増水により、この日は、膝までの渡渉を繰り返すこと5~6回。
普段は、登山靴で飛び石伝いに・・・という情報もあったが、渓流足袋の選択は正しかったようだ。
沢を離れてから急登が続くが、少しの辛抱で千軒平に到達する。
十字架を確認しつつ、更に、ひと登りで登頂を果たす。
お花の盛りの時期は過ぎていた上、今一つ、天候には恵まれなかったが、
北海道の変化に富んだ山旅を楽しむことができた。