ペトラ(岩の意味)は、死海の南方に位置する古代ナバテア人の都市遺跡。
砂漠を移動していたキャラバン隊の中継基地であったという。
一時期、ローマ帝国の支配下におかれたため、ローマ風の建造物が多く残されている。
その後、大地震によって大きな被害が生じると、ペトラは放棄されてしまい、
スイス人の探検家に発見されるまで、長い眠りについていた。
近年、世界遺産に指定され、世界の七不思議として、多くの観光客が訪れている。
遊牧民であるベドウィンの定住化政策により、遺跡内での彼らの商売が認められており、
土産物店や喫茶店などや、ラクダ、馬、ロバによる遺跡内移動手段のための勧誘ポイントが随所にある。
とはいうものの・・・
遺跡そのものが、店舗などに利用されていることに、少なからず驚かされてしまう。
お土産品は定番のものが殆どであるが、とりわけ、サンドボトルは興味深い。
遺跡内の砂岩の色鮮やかな砂をガラス瓶に詰めて、砂漠の情景を描いたペトラならではの装飾品。
注文しておけば、観光後に、砂で名入れしたモノを受け取ることができる。
記念になりそうなではあるが、私には、スナップショットで十分かも知れない。