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ご報告が遅れましたが、【ハーレム・エピスコーパル学校】の来年度分の運営費を集める
寄付金集めパーティーが、先週無事に終了しました。
100ドルするチケットが250枚が売れ、
当日は生バンドによりジャズ演奏あり、DJあり(すべてボランティア)、ダンスパーティーありで大賑わい。
そしてオークションも大盛況に終わりました!!
後日、関係者に聞いた話では、この夜だけで日本円にして400万円ほどのお金を集めることができたそうです。驚くことには、60万円近くの小切手をポンと寄付した人までいらっしゃいました。
私はその太っ腹に驚くばかりだったのですが、
詳しく聞くと、昨年度のパーティーでも100万円以上もの寄付をしてくださった方が20人以上もいるそうです!
こんなまだ名も知られていない、誕生したばかりの学校に!!
で、今日こちらに駐在している日本人ご夫婦と話す機会があったのですが、同じような話がでてきました。
その方の息子さんが行く私立の幼稚園でも、資金集めパーティーをしたそうなのですが、
子供が描いたただの絵(って書くと失礼かもしれないけど)に
30万円、50万円単位の落札がポンポンとあったそうです。
もうため息の一言。
最初は、「やっぱりアメリカ人はやることがでっかいな」とか「アメリカ人は慈悲深い」と驚くばかりだったのですが、単にそれだけの話じゃなさそうです。
「なぜ、アメリカ人は寄付好きか?」
これには、いろんな要素が絡んでいるなと改めて思ったので、少しだけ追加&補足しますね。
【理由】
●金持ちが多い。裕福層と貧困層がはっきりと分かれ、金持ちは想像を絶するくらいのお金を持っている。
特にニューヨークは”大”金持ちがごろごろいます。
●その金持ちは、ただお金を遊ばせるだけでなく、この国を”もっと”平等にしたいと考える。
”もっと”というのがポイントです。なぜなら、完璧に平等になるのは不可能だから。
●確定申告のときの税金控除も、理由の一つ。
多額の税金が国に取られるくらいなら、困っている人に寄付し、それだけ控除を受けられた方がいいから。
●キリスト教信者が多い。
などなど様々な理由があって、チャリティー活動が盛んになっていると思います。
募金の余裕がない人は(私みたいに)労働で奉仕したりします。それがボランティアですね。
話が飛びますが、アメリカでは身近な場面で【volunteer】って言葉を使うので、それも書いておきますね。
学校の授業なんかで誰も発言者がいない場合に、先生が「Can I have a volunteer?」(誰か発言してくれない?)って言ったりします。つまり、「誰か率先してしてくれる人いませんか?」ってこと。
つまり、肩肘はらずに、まず自分のできる身近なことで、何か人のためになることがボランティア。
私もボランティアといいながら、この学校のためにどっぷりはまっているわけではなく、自分のできる範囲内でお手伝いさせてもらっています。
今年のパーティーはひとまず終了しましたが、今後も何らかの形でこの学校を見届けていきたいです。
※写真は、サイレントオークションを品定めしているゲスト。自分が気に入った品物があると、競り落としたい値段を紙に書き込んでいきます。
チャリティやボランティアのことを書きました。
詳しくは、こちらを!
http://www.iseeny.com/monthly/index.php