さて、今月12日に開催される【ハーレム・エピスコーパル小学校】のチャリティー・パーティーのために、募金もしくは品物を提供していただけないか、日系企業を中心にアタック開始。
品物がなぜ必要かっていうと、そのパーティーでサイレントオークションをやるからです。
例えば、レストランが100ドルの食事券を寄付してくれたとします。
それが、50ドルで競り落とされたとします。
そうすると、その50ドル丸々、小学校に入ってくるわけです。
お客さんとしても、100ドルの食事券が50ドルで買えたのですから、お得なわけです。
今のところ2勝8敗って感じでしょうか。
ミッドタウンにド~ンとオフィスを構えているような日系企業何社かにお声をかけさせていただきましたが、あえなく全敗。
理由は、
① どんなによいロケーションに社を構えていようと、業績が良くなく、寄付の余裕がない(同時テロの後は特にその傾向が…)。
② ニューヨークに位置していようが、アメリカ系コミュニティとの繋がりが薄い。もしくはアメリカの教育関係に無関心。
③ 会社単位で社会に貢献する、寄付をするという意識が、日本の文化背景にない。よって、寄付には無関心。
などなどが、考えられる。
特に③。
こちらに来てわかったことだが、アメリカの大企業の中には、自社の繁栄のみならず、社会のために貢献してこそ一流と考えるような風潮がある。だから会社は、社員のボランティアワークを快く応援するし、週に1度でも、地域への貢献のために、社員をわざわざ出向かせる会社なんかもある。
また、社員採用も、ボランティアで何かに貢献したような人を好んで採用する傾向があると思う。
最近では日本でもボランティアって言葉をよく聞くようになったと思うが、
企業単位ではまだまだだと思う。
こういうアメリカ人の気質は、多くの日本人に知って欲しいと思うし、
日本人も見習うべきところだと思うが、いかがでしょう?
さて、ありがたいことに快くOKをしてくださった会社もあるので、ここでご紹介!
一つは、有名ステーショナリーデザイン会社(米系)から、500ドルの小切手(!)と、80ドル相応の置時計。
この会社は同じくハーレムに会社があり、社長夫婦にも3人のお子さんがいらっしゃる。
「何かお手伝いしましょう」と快くOK!
2つ目は、ダウンタウン・トライベッカにある
高級モダンジャパニーズレストランの、300ドル相応のディナー券。
ここは、客単価平均120ドルの、セレブが足繁く通うレストランで、今NYでヒップな場所。
先日取材でお会いした社長さんに、おそるおそるお願いすると
「応援しますよ!」とこれまた二つ返事でOK!
そして今日、某日系旅行会社から、クラーテ&バレル社(50ドル相応)の花瓶をご提供していただきました。
こちらは、実は日本行き航空券なんかを期待していたんですが
やはりそれは厳しいらしく、その代わりに、ステキな花瓶をいただきました。
あと返事待ちが1件。日系のホテルです。
100ドルするパーティー券も半分の160枚が売れたそうです。
しかしながら、もう半分を買って頂かないとなりません。
パーティーまであと1週間。さて、どうなることやら…。