尊厳死法案 ~ 最期の安全網

2013-12-30 23:42:29 | 日記
昨日の読売新聞ネット記事によると、延命治療を希望しない終末期患者の治療を中止する『尊厳死』を認める法案を次期通常国会に提出しようという動きが与野党内で出ているとのこと。

『尊厳死』とは何か。一般社団法人日本尊厳死協会HPによると、『傷病により「不治かつ末期」になったときに、自分の意思で、死にゆく過程を引き延ばすだけに過ぎない延命措置をやめてもらい、人間としての尊厳を保ちながら死を迎えること』とされている。

今月4日、厚生労働省・終末期医療に関する意識調査等検討会は、「人生の最終段階における医療に関する意識調査クロス集計結果の概要」を提示した。直近の統計データであり、一応の参考にはなると思われる。

『尊厳死』に関する議論については、マスコミでももっと多く取り上げられるべきだ。国民的議論がまだ足りない!みたいな意味不明な主張が多くなることは目に見えているが、国民的議論は尽くされた!などと報じるマスコミが現れることもおよそ考えられない。国民的議論の場とは手続上は国会審議の場であるので、上記記事にある超党派議員連盟を始めとした国会議員たちの多数決で決まることになる。

『尊厳死』に関するルールは、人生における最期の安全網ではないだろうか。社会保障制度を利用する将来の国民のためにも、早期の法制化を求めたい。

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