Ansa.IT 08 aprile 2020 22:19
Un mese di lockdown, com'è cambiata l'Italia
Annunciato da Conte il 9 marzo. Da scuola a fabbriche a sport
コンテ首相が3月9日にロックダウンを宣言してからこの国はどう変わったのだろうか。

(写真)ロックダウンを宣言するコンテ首相
あれから31日。3月9日の夜、コンテ首相はロックダウンを宣言した。猶予はない、と。すでに多くの感染者と463人にも上る多くの死亡者が出ていたのだ。3月10日より新たな法律の施行とロックダウンを行うと。生活に必須のサービス以外は、国のすべての機能を停止するというものだった。WHOがパンデミック宣言した翌日の事で、第1次を4月3日までとし、後に4月13日まで延長するという、強制的な2回にわたる措置を執った。
この日から突然全国民がCodognoの住民と同じ状態になったのだ。1,600万人のロンバルディア州民が感染拡大を防ぐために家に留まる事になったのだ。Codognoの封鎖は2月23日のことだったが、3月8日からはロンバルディアが封鎖された。続いて、手に入らないマスクが問題化。ロックダウンを宣言するに当たり、コンテ首相はそれまで使っていたレッド・ゾーンという言葉ではなく、防護ゾーンと言うようになった。
こうして、封鎖が始まって31日。その間、首相発信の5つの法律、80に上る市民保護庁や危機担当官のDomenico Arcuriからの命令や各大臣発信の政令、外出許可の4つの書式などが発行され、イタリア内外で変化した。病院、家庭、刑務所は人であふれ、通りからは人通りはなくなった。人だかりは禁止され、お祈りのように繰り返される“1メートル以上離れて”の言葉。以下では、この新型コロナ騒ぎの1ケ月を追った。
学校:イタリア全土で幼稚園から大学に至るまで3月5日からお休み。こんなことは、1973年の南イタリアで発生したコレラ渦のときに学期はじめを遅らせた事意外には、第2次大戦の時でさえなかったことだ。いま、授業は行われず、大学や高校の試験はin streamingだ。高校卒業試験はオンラインによる口頭試験になる予定。卒業生以外の学生は無試験進級となるだろう。
消費:スーパー、ディスカウントストア、小売り商店は踏ん張っている。お客は店の外で人の間隔を取りながら列を作っている。店の中では販売員は距離の確保、マスク、手袋を付けている。営業時間も変わった。3月22日以降、平日は19時、日曜は15時閉店。シチリアのスーパー以外は、土曜日も開店。市内の市場では、日用品の販売が行われているものの、一度に入れるのは少人数のみだ。
コロナ渦でも開いている業種:薬屋、キオスク、タバコ屋、ガソリンスタンド。3月11日の法令(Dpcm)では眼鏡屋、金物屋、電気店、クリーニング店、葬儀屋が開店していいことになっている。銀行、郵便、保険も開店。3月21日からは空港や病院のバルも開店可。最近では植木屋も花や樹木の輸送に限り営業可能となっている。
コロナ渦で業務が停止している業種:3月12日以来、シャッターを下ろしているのは、エステ、パーマ屋、床屋、衣料品店、本屋。バル、レストラン、ジェラート屋さんも不可。宅配やインターネット購入は可。床屋は自主判断。これに対し、はやりの髪型をした一人の若者がマッタレッラ大統領に強く抗議してきた。大統領がビデオメッセージを録画する前に、大統領スポークスマンが大統領にこの件を伝えたところ、大統領は「なんだってジョバンニ、私だって床屋には行かないんだよ。」と答えた。誤ってこれはそのまま放映されたが、この一言は苦しむイタリア国民から喝采を浴びた。
最低限の製造業務:3月22日以来、国内の製造業は止まったままだ。一方、コンテ首相は別のビデオ会議で製造は止めないと言っている。実際のところは、基本的に止めるが、法律で規定された80の業種(農業から日用品メーカー、薬品メーカーから石油製品メーカ-)は例外となっている。
映画館、劇場、博物館、コンサート:国全体で近日中に閉鎖されることになる。はじめは劇場での座席は1人置きにすることや、3月4日の法令(Dpcm :decreto del presidente del consiglio dei ministri)に基づく入場制限にはじまり、最終的には法令第8号に基づく全面的閉鎖になるだろう。
スポーツ:当初は閉鎖空間でのゲームまたは無観客ゲーム、閉鎖空間でのトレーニングは可能であるが、3月10日からはすべてのスポーツは禁止、4月4日からはトレーニングも禁止。3月22日には日本開催のオリンピックも中止が決定した。これまで戦争でオリンピックが中止になったことはあったが、今回は来ね21年夏に延期となった。屋外での行動については議論がある。3月21日に発せられた保健相の回答は、1人だけだったり、家に近いところでの運動であればOK。公園でも同様。各コムーネや州の取り決め以外は、すべてどこでも禁止だ。
旅行:ロックダウン以前は、特に必要の場合には移動は可能だった。但し、封鎖される事になったロンバルディア行きの電車の運行は3月7日の夜に停止された。また、南イタリアからは北部から帰省を危惧する声が上がった。3月23日から規制が強化された。皆いまいるところから移動しないこと。移動には証明可能な労働、保健衛生、緊急な場合だけが例外だ。二人乗りのバイクも禁止。サルデーニャ、シチリア行きは厳禁。商品の輸送のみ可能。延期が出来ない理由がある者、カリアリ、パレルモ、カターニャの空港からの出発はOK。
教会:閉じる必要はないが、信者はミサには行かれない。結婚式は本人たちと立ち会い人のみが出席可。葬式は中止。感染拡大は孤独を強いる。病院では誰に会うことも出来ず、死ぬときも誰とも別れを惜しむことも出来ないまま、旅立たなければならない。
(原文)
https://www.ansa.it/sito/notizie/cronaca/2020/04/08/un-mese-di-lockdown-come-cambiata-litalia_ecc98449-ca26-41ff-9b2f-3ac6df17e1d6.html