La 24 ore 2017/6/21
la prima prova di italiano
イタリアに関する最初の試験
Maturità: miracolo economico, progresso e nuove tecnologie. Tre articoli del Sole 24 Ore nelle tracce
経済的奇跡、発展、そして新たな技術。当紙(24 ore)の3つの記事が採用されたことがうかがえる。
今回の試験について、Giorgio Caproni 氏が語る。時事問題の中心には、イタリアの発展と、その発展という言葉の異なる意味についてテーマとしたものだった。それは、歴史問題に関するベビラックアとギンズブルグからの引用によるイタリア経済の奇跡についてだ。文芸分野では短い論文で自然に対する牧歌的な賛美と脅威の2面を扱い、社会経済的な分野ではあらたな技術と労働について、歴史・政治分野では災害と復興について、科学技術分野ではロボット技術を取り上げている。今日は前半のイタリア語問題だった。明日は進路毎に異なるが、古典だとラテン語の問題になる。
予想は大外れ。ピランデッロもなければマフィアの残虐事件、テロ、EUなど、学生たちが予想していた問題はすべて外れた。唯一当たったと言えるのは、災害と復興で、昨夏の大地震で被害を受けたイタリアの地方の最新の時事問題を取り扱っている。あとひとつは労働。社会経済分野の論文(あらたな技術と労働)と科学技術分野の論文(ロボット化と教育、研究、労働界の未来)で語られている。もちろん、歴史的議論のテーマとされたイタリア経済の奇跡も労働関連のひとつだった。
短い論文:24 ore紙より3題
文芸分野では脅威と牧歌的賛美の2つの面から自然について書かねばならなかった。文章として、Giacomo Leopardiの道徳オペレッタ「自然と1人のアイスランド人の対話」からの一節、Givanni Pascoliの「稲光」、Eugenio Montaleの「レモン」。さらに、Ugo Foscoloの「Jacopo Ortisの最後の手紙」からの一節。さらにWilliam Turner と Giuseppe Pellizzaのいくつかの絵画。社会経済分野ではあらたな技術と労働が取り上げられている。24 ore紙のEnrico Marroの記事、「国連が警告:人間の仕事の66%がロボットに置き換えられるだろう。」が採用された。
歴史政治分野は災害と復興だ。Giorgio Boattiの共和国に関する論文とMotecasinoに関するもの。また、24 ore紙のAlvar Gonzalez-Palaciosの記事「足は泥に突っ込み、頭だけで尊厳を保つ」の一節、そしてマキアヴェッリの君主論。科学技術分野では、24 ore紙のもうひとつのAlberto Magnaniの記事「ロボットと人口知能。EU議会で法制化が議論」が採用された。
発展に関する時事問題
発展は今年度の試験の時事問題の中心課題だった。 文章は、Edoardo Boncinelli の「世界を良くするためには見方を変えることが必要だ。」から引用された。引用文では、”主に科学技術的な意味での物質的な発展”と、”精神的な振る舞いや姿勢を含む、道徳面や市民としての発展”を区別して考えることだ。
文章読解は詩人のCaproniから引用
一方、詩人のGiorgio Caproniniの手による、Res Amissaの詩の翻訳詩、”“versicoli quasi ecologici”の分析に受験生たちは取り組まなければならない。とりわけ、受験生たちが問われるは、自然に対する人間の行動をあらわす動詞を抽出するということ。詩人はそれらの動詞の比較分析をしたいと考えている。詩には”自然に対しその価値を省みることの無い行動を取る者をしばしば評価するような現代社会というものに対する詩人の批判的な態度がより強く現れている。
試験には55万人以上の学生が受験する。最初の試験はイタリア語(国語)。これは専攻に関係なく共通。学生たちは6時間で文章読解、新聞記事の作成もしくは短い論文作成、歴史的議論のテーマ、一般社会全般にかんするテーマから選択して回答する。試験の作業の正確性を保証する為に、試験問題は今朝Miurサイトで発行されたパスワードで解除されるPlico telematicoで核試験会場に送られた。昨夕、Facebookで教育大臣のValeria Fedeli から受験生たちに対するメーセージが発信された。”皆さんが試験に合格するように、そして皆さんの将来の選択に祈ります。” 続けて、現代社会が、国連の2030アジェンダのアクションの目玉とした、発展、健康、イノベーション、環境とコミュニティ、持続性といった挑戦を受けていることについて語った。
受験会場では辞書の使用は許されるが携帯は使えない。
技術的な面では、問題なく準備されたようだ。8時半にはMiurサイトで試験問題の2番目のアクセスキィが発信された。試験官たちは試験問題をダウンロードを完了。ネットで公開済みのたくさんの写真、コピー、テーマの書き出しには数分で充分だろう。
イタリア語(国語)の試験の間、受験生たちは辞書は使うことが出来るが、携帯、スマホ、その他の電子機器は厳禁だ。もしも不正が見つかればすべての試験が出来なくなる。
(原文)
http://www.ilsole24ore.com/art/notizie/2017-06-21/maturita-ambiente-nuove-tecnologie-e-giorgio-caproni-le-tracce-tema-083129.shtml?uuid=AEg0fEjB
la prima prova di italiano
イタリアに関する最初の試験
Maturità: miracolo economico, progresso e nuove tecnologie. Tre articoli del Sole 24 Ore nelle tracce
経済的奇跡、発展、そして新たな技術。当紙(24 ore)の3つの記事が採用されたことがうかがえる。
今回の試験について、Giorgio Caproni 氏が語る。時事問題の中心には、イタリアの発展と、その発展という言葉の異なる意味についてテーマとしたものだった。それは、歴史問題に関するベビラックアとギンズブルグからの引用によるイタリア経済の奇跡についてだ。文芸分野では短い論文で自然に対する牧歌的な賛美と脅威の2面を扱い、社会経済的な分野ではあらたな技術と労働について、歴史・政治分野では災害と復興について、科学技術分野ではロボット技術を取り上げている。今日は前半のイタリア語問題だった。明日は進路毎に異なるが、古典だとラテン語の問題になる。
予想は大外れ。ピランデッロもなければマフィアの残虐事件、テロ、EUなど、学生たちが予想していた問題はすべて外れた。唯一当たったと言えるのは、災害と復興で、昨夏の大地震で被害を受けたイタリアの地方の最新の時事問題を取り扱っている。あとひとつは労働。社会経済分野の論文(あらたな技術と労働)と科学技術分野の論文(ロボット化と教育、研究、労働界の未来)で語られている。もちろん、歴史的議論のテーマとされたイタリア経済の奇跡も労働関連のひとつだった。
短い論文:24 ore紙より3題
文芸分野では脅威と牧歌的賛美の2つの面から自然について書かねばならなかった。文章として、Giacomo Leopardiの道徳オペレッタ「自然と1人のアイスランド人の対話」からの一節、Givanni Pascoliの「稲光」、Eugenio Montaleの「レモン」。さらに、Ugo Foscoloの「Jacopo Ortisの最後の手紙」からの一節。さらにWilliam Turner と Giuseppe Pellizzaのいくつかの絵画。社会経済分野ではあらたな技術と労働が取り上げられている。24 ore紙のEnrico Marroの記事、「国連が警告:人間の仕事の66%がロボットに置き換えられるだろう。」が採用された。
歴史政治分野は災害と復興だ。Giorgio Boattiの共和国に関する論文とMotecasinoに関するもの。また、24 ore紙のAlvar Gonzalez-Palaciosの記事「足は泥に突っ込み、頭だけで尊厳を保つ」の一節、そしてマキアヴェッリの君主論。科学技術分野では、24 ore紙のもうひとつのAlberto Magnaniの記事「ロボットと人口知能。EU議会で法制化が議論」が採用された。
発展に関する時事問題
発展は今年度の試験の時事問題の中心課題だった。 文章は、Edoardo Boncinelli の「世界を良くするためには見方を変えることが必要だ。」から引用された。引用文では、”主に科学技術的な意味での物質的な発展”と、”精神的な振る舞いや姿勢を含む、道徳面や市民としての発展”を区別して考えることだ。
文章読解は詩人のCaproniから引用
一方、詩人のGiorgio Caproniniの手による、Res Amissaの詩の翻訳詩、”“versicoli quasi ecologici”の分析に受験生たちは取り組まなければならない。とりわけ、受験生たちが問われるは、自然に対する人間の行動をあらわす動詞を抽出するということ。詩人はそれらの動詞の比較分析をしたいと考えている。詩には”自然に対しその価値を省みることの無い行動を取る者をしばしば評価するような現代社会というものに対する詩人の批判的な態度がより強く現れている。
試験には55万人以上の学生が受験する。最初の試験はイタリア語(国語)。これは専攻に関係なく共通。学生たちは6時間で文章読解、新聞記事の作成もしくは短い論文作成、歴史的議論のテーマ、一般社会全般にかんするテーマから選択して回答する。試験の作業の正確性を保証する為に、試験問題は今朝Miurサイトで発行されたパスワードで解除されるPlico telematicoで核試験会場に送られた。昨夕、Facebookで教育大臣のValeria Fedeli から受験生たちに対するメーセージが発信された。”皆さんが試験に合格するように、そして皆さんの将来の選択に祈ります。” 続けて、現代社会が、国連の2030アジェンダのアクションの目玉とした、発展、健康、イノベーション、環境とコミュニティ、持続性といった挑戦を受けていることについて語った。
受験会場では辞書の使用は許されるが携帯は使えない。
技術的な面では、問題なく準備されたようだ。8時半にはMiurサイトで試験問題の2番目のアクセスキィが発信された。試験官たちは試験問題をダウンロードを完了。ネットで公開済みのたくさんの写真、コピー、テーマの書き出しには数分で充分だろう。
イタリア語(国語)の試験の間、受験生たちは辞書は使うことが出来るが、携帯、スマホ、その他の電子機器は厳禁だ。もしも不正が見つかればすべての試験が出来なくなる。
(原文)
http://www.ilsole24ore.com/art/notizie/2017-06-21/maturita-ambiente-nuove-tecnologie-e-giorgio-caproni-le-tracce-tema-083129.shtml?uuid=AEg0fEjB