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ゆるり草

日々の暮らしのあれこれ

ろばのいる村

2012-07-27 15:50:30 | 


西出真一郎著
「ろばのいる村」を読みました。
著者が、フランスの村を、ろばを探して旅をする紀行です。

フランスでは、以前は、荷物運びなどのためなどに家畜として飼われていたろば。
今は、ペットとして飼われているそうですが、その数もかなり減ってきているそうです。
それは、想像がつきますよね。

ろばがいなくなってしまう前に、人と暮らしているろばを探して
フランスの田舎の村を旅をするのです。

10編のろばと人とのエピソードです。

フランスの田舎の風景が、思い浮かべられ、
ろばも、そのろばとかかわる人々も
とても愛おしくなる本でした。

さらりと読むのがもったいなくて、
上等な頂き物のお菓子のように、一編ずつ、
ゆっくり味わって読みました。

著者の西出氏は、高校の国語の教諭を定年退職された後、
国内とフランスを徒歩で旅をしている方で、
1935年生まれということは、現在、70代半ばですよね。

一人旅で、フランスの地方を徒歩でということで、
フランス語の会話を習得されているのです。
本の中に、アテネフランセの先生に教もらったというくだりがありました。
定年退職されてから、習いにいかれたのでしょうね。

フランス、フランス語、徒歩の一人旅、そしてろば。
とても心惹かれます。
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