福岡に戻ったけれど六本木のバッカナーレが忘れられない伴でした。
どうしても戻っていきたい。
たぶん人生でこれという手ごたえをつかんだのは初めてだったようです。
通らなくてはならない道。
伴は久しぶりに会った恵里に甘えつつ、東京の話をしようにもできません。
時計を見るたびに店の様子が思い出されるのです。
戦場のような忙しさ。
ベーネと飛び交う声。
そしてある決意を秘めてデートすることにしました。
そのころバッカナーレでは伴が恋しいかと聞かれる香取。
やめてくれというのですが。。
ひとしきり二人で楽しんだあと、夜になりやっと口を開きました。
東京へ行こうと思う。
あの店で一人前の料理人を目指したい。
あの店に惚れた。あの店に認めてもらいたい。
伴の思いは溢れてくるばかりのようです。
エリにも一緒に東京に来て欲しいと簡単に言う伴です・・・
しかし恵理には恵理の人生があり、就職も決まりかけているところ。
まるで恵理の人生を自分の付属か何かと勘違いしている伴に
恵理も珍しく饒舌です。
それでも行くの?
長い沈黙のあと、決心したように・・・
「行く!」
ここまで強い何かに引っ張られてしまったようです。
もうしょうがないね。
バッカナーレのどこがいいのか・・・
プライドをへし折られたのが逆に闘争心を煽ったのでしょうか。
翌日、起きてみたら恵理はいませんでした。
電話をしても留守電になっています。
なんとそのころ恵理は六本木に来ていました。
すごい行動的な女性!!ブラボーですね
そしてバッカナーレに入ってみる。
姫が愛想よくアポなしでもOKと案内してくれました。
与那嶺はいつもどおりのスマートさでもって恵理を安心させています。
うっかり博多弁が出たために伴のことを話してくれる与那嶺。
この方こそ伴の愛する恵理だよ~と教えたいよ~~
恵理は料理を味わったあとで店の厨房を見せてほしいと切り出します。
そこは、果たしてプロの料理人たちの世界。
無駄のない動き、ベーネが飛び交う厨房に、目を見張りつつ、
パスタを作る香取の隣には確かに伴が見えるのです。
ポタポタと涙が落ちてしまう恵理です。
伴はここで働いてこそ伴なのだと恵理には悟ってしまったのでした。
そのころ伴は実家を訪れています。
卒業するということは・・・
とにかく親に退学の意思を伝えなければならないのですから。
どうしても働きたい職場が見つかった。
目標としたい先輩がいる・・
そんなことがあるとはすばらしいと母は言うのです。
伴は小器用な子だったそうで、何でもそつなくこなす代わりに
これというものがなかった。
それだけに、大学辞めても打ち込みたいものがあるっていうのは凄い事。
「東京で鼻っ柱折られたかね?」
お見事です。母の目は鋭いのです。
そして素直に伴も認めてるのでした。
見事にやられてしまった・・・。
こうして大学も辞める事になりました。
入学する時はきちんと4年で卒業すると言っていたのに。
しかし、その分、今まで払ってもらった学費は返していくから。
そう、それを返し終わったころがあんたの卒業ね!
母はあくまで息子を信頼。
一言も愚痴をいわず、文句も出なかった・・すごいなあ。
一人の人間を認め、育てるってこういうことなんだな~~
退学の手続きも終えて、川端で佇む伴。
そこに恵理が東京から戻ってきます。
「別れるんやね、私たち」
恵理は伴を東京にくれてやる決意でもって帰ってきました。
伴の好きなところはオレ様??
勝手に振り回して自己中なんだけどそこが良かった。
ムカツクよ・・やっぱり大好きだから!
負けんでね・・さよなら!
恵理は自分からキスしてそして走って行きました。
翌朝、バッグに詰め込んだ荷物を肩からたらし
「何やってんだオレは!惚れた女と別れて、
大切なもん捨てて、何をしようとしてるんや!」
道端で頭突きの伴でしたが。
その頃、博多の店長はバッカナーレの鉄幹に電話中。
覚えているか?
二人もイタリアに修行に出たときがあったのですね。
もう日本に戻れないと思ったし、また未来を想像しては興奮していたこと。
その時の二人の気持ちと、今の伴は同じだという。
子供のいない店長にとって伴は息子みたいだと言ってくれてました。
鉄幹は快く了解。
確かに伴を預かったと店長に告げます。
保護者が二人できたようなものですね。心強い。
そして伴は六本木に到着!
「帰ってきました!今日からまたよろしく!」
厨房の呆気にとられた顔。
さっそくオーナーのところに顔を出す伴。
そうか、戻ってきたか。
はい!今日から一人前の料理人目指して頑張ります。
給料安いぞ。ハイ。
そこに姫@美幸が現れます。
挨拶する伴に堅い顔の美幸。うん???
正社員となる以上書類にいろいろと手続きも必要。
そして渡されたのはなんとホールの制服!!
今日からホールで働いてもらう!
え??ホール?
ただ驚くバンビ
本当に料理人になりたいんですね~。
仕事としてそんなに魅力あるんだ・・・。
そのあたりは向き不向きもあるでしょうけれど、
私だったら重労働の割りに報われないと思うかも・・
何でも小器用にこなしてきた伴だから自分を認めてくれないということが
我慢できないのかもしれないですよ(笑
大学辞めてまでというのはそこまで自分を追いつめないと後悔しそうだしね。
ただ伴のお母さんはすごいですよね!
自分だったらできないと思う。
将来どっちに転んでも大丈夫なように卒業だけはしてから
そのあとに気持ちがホンモノなら許す・・という感じかな。
やっぱり、親は子供の気持ちを尊重して、
全て受け入れるぐらいの広い心がなかったらやってけないね・・
それにしても大好きな恵理を博多に残して
形の上では別れてきた伴。
いつか東京に呼ぶとか甘いことを言わないのも好感度高いし、
東京のバッカナーレをどんなところか見にいった恵理にも感動。
九州の女はすばらしい
おかあさんといい。里恵といい
本当に博多女はいい女が多いですね。
子供をこうやって送り出すってむずかしい~。
ついつい口をだしてしまいますもんね。
なんかすごくいい話で、うるるときてしまいました。
伴はやっぱりバンビなんだわ~。って
思いましたね。
せっかくいただいたtbを手違いで消してしまったので
記事中にリンクはらせていただきました。
本当にもうしわけありませんm(__)m
彼女と別れてまで目指す道なんですから
あきらめないでがんばり続けてほしいですね。
別れて残る恵理もいいけど
勢いでついていくくらいの気合いがあっても
いいかなとちょっとだけ思いました。
今すぐとはいわず、ゆくゆくはでも。
ありますね。あんなに出来た彼女まで泣かせて、自分の好きな方向へまっしぐら。
母親は、そんな伴を好きなものが見つかって、よかったねと、安心している所が、大きいです。
大抵は、大学を卒業して!と言われるくらいなのに。
今回は、2人のよか女がいたかrあ、バンビがプロになれたと言ってもらえるスタートですね。
彼女には伴のように自分の人生を賭けてまで
やりたいものを探したいという思いと
伴の夢を応援してあげたいという思いが
両立していたようで
その二つとも成立させるためには
ああいう形をとらざるを得なかったかもしれませんね。
さて、折角東京に来た伴は
そこでまた壁にぶつかるようで。
社員として働くという事がどういう事なのか
現実は厳しいものですね。
九州女は強かあ~。
ホールの仕事をこなす伴チャンにはまだ前途多難ですね♪
だんだん松潤のファンになりつつあるワタクシです。(笑)あの濃いお顔は、九州男児でじゅうぶん通るわよね。亮ちゃんみたいに。
伴ママには参りました!あと1年で卒業なら、とにかくきちんと卒業して、それから料理人を目指しても遅くはないと、私だったら言うでしょうね・・・。決して豊かではない家計から学費を払っていたわけですし、あんなふうにすんなりと息子の決断を受け容れるなんて、なかなか出来ることではありません。う~ん、これは見習わねば!余さんがまたいいのよねえ。
恵理ちゃんも、若いのにほんとによく出来たお嬢さんですね。そうそう、いきなり六本木に現れたのには、もうびっくりでした!学生の身で、しかも地方からやって来て、あんなお店にひとりで入るのは、かなり勇気が要りますよね。伴ちゃんがあそこまで魅せられているお店を何としてもこの目で確かめたい、の一念がそうさせたんでしょうね。いやいや、たいしたものです。
ふたりの別れのシーンはね、観てるのが辛かったわ・・・。でも、どんなに好きでも別れざるを得ない場合もありますからね。しばらくはお互い自分の夢のためにそれぞれの場所で頑張って、何年かして再会して、ハッピーエンド・・・なあんていうふうにならないかな?恵理ちゃんには、幸せになってほしいわ。
でも、やはり現実は厳しいものですね。ここからが正念場ですね。頑張れ松潤!・・・じゃなくて、バンビ!
かりんさんのレビュー、ほんとにいいなあと思いながら読ませていただきました♪
博多は女でもって出きあがってるのかもね。
本当、いい女ばかりだわ。
東京タワーも思い出すね(笑
あのお母さん、本当子供を信じてるんですね。
やりたいことが見つかればそれが一番だなんて!
目の前の損得ばかり考えてしまいそうな私なんで、やっぱり真似できないと思うわ!
だからこそ伴はやっぱりバンビなんでしょうかね?
わざわざリンクしていただいてありがとうございました。
恵理が東京に見に行った時点で分かれることを考えていたんでしょうね。伴のめざう料理人というものの正体を見届けてきたのはさすがでした。
まだ大学生でしょう?
すごい女性ですよね。
きっといつか、伴が一人前になったころに二人は再び出会うという形を迎えると思います。というかそういう願望です(笑
そうですよね。恵理の気持ちを考えたらおいそれとは博多を出ようなんて思わないはずだわ。
それでもなんでも行きたかった。気持ちの純粋さはわかるけどちょっと子供っぽいかも。
それを分かった上で、恵理も母も送り出してくれたんですね。
バンビが料理人としてプロになれるとしたら二人の女が陰で支えていたからということをこの際、しっかりと胆に命じてほしいものです!
てか、プロになれなかったらだめよね!
そうですね、この回は恵理の決断の話でした。
やっぱり博多の女ですから、気が強くてどこかオトコを立てる気風のよさもあって、見るからに子供っぽさの抜けきらない伴の成長を促してくれそうでもあります。
何も言わない伴に自分から着々と手を打っていくこの姿にまずびっくり。
すごい女ですよね。
伴はこうなったら一人前にならない限り決してママと恵理の前には顔を出せないわけで、とにかく必死にならざるを得ませんね。
社員の一歩はホールから。
ここでどんなことを学ぶのでしょうか。
松潤としてはホールの方が似合っていそうですけど^^;