メインレースが終わってまだ3週間余りしかたっていない。
身体は完全にオールアウト状態。全然走りたくても身体がついていかない。ボロボロ。
10か月余り頑張ってきたこの反動。どうなんだろうね。
もっとまんべんなく頑張れば、いいんだよ、単なる趣味なんだから。と思われるかもしれないけど、こんなのでいいのかなと思ってる。
内臓が疲労しまくって、身体も痛く、やっとの思いで仕事を片付け、家に戻る。
疲弊しまくってたから、おそらくトンでもない顔をしているんだろうって鏡を見てみる。精気失った顔しているんだろうなあ。って。
ところが。
あれ??
こんなに疲れているのに自分の顔が普通、いや顔色悪くないぞ。
ふと今までの自分を振り返っても、おそらく10年くらい前の自分より、年は取っているが確実に元気な顔をしている。
多分、凄く幸せな事をしているんだろうか、そう思った。
まだ全然走る事と無縁だった頃、いろいろあって心が病んで心の病院通いもしていたよなあー。確か。
何年かは睡眠薬なしには寝れない時期もあったけど、少しずつ少しずつ心が強くなってるような気がする。
あくまでハワイは「逃げ道」だったころ。逃げるようにハワイに通っていた。だからハワイは1週間くらいいないと癒されなかったし、実際ハワイを私は当時「病院」なんて位置づけていた。
今は、4日くらいでも(こないだはたった3日か::)ハワイとも仲良くやれてるね。
とはいいつつ、だからといってずっと1年中頑張れるわけでもなく。「走るだけが能じゃない」よね。
もう一回元気に走りたいと思うまでは、心をリセットしなくちゃ。
去年は肉離れと歯の痛みが、嫌でも走ることから距離を置かざるを得なかったけど、疲労はあるとも走れない状態じゃない。
でも、私自身これからの2か月は「走ることの優先順位を下げる」これが自分への科すこと。
このGW、まずは読書。
大好きな東野圭吾。その中でもこよなく愛する加賀恭一郎シリーズ。
すっかりドラマ化になって有名になった加賀シリーズ。かくいう私は加賀ファン歴これでも10年以上!加賀作品は全て読破している。当然。
彼の生き様は、心から心酔していて、私にとってもうまるで肉親の一人かのような存在。とにかく大好き。心から大好きな理想の人間。
3月の発売初日に手にしたものの、ゆっくり落ち着いてから読もうと思って、シーズンオフになりまず最初に手にとった。
文章は表現なども今までのように熱くなかったり、どちらかというと静かな表現が多かった。それでも、彼の発する言葉、それは一つ一つ心に響く。
すっかり有名になった東野圭吾。ちょっとミーハーチックかもしれないけど、自分の中ではずっと芯を通している。
そして、村上春樹。最近彼の文章がとにかく心地よい。
いい日本語に触れる感覚がある。最近ベストセラーと謳われる本が世の中溢れていて、いくつか手に取るが、日本語が奇麗じゃない!読んだあとなんか疲れるだけ、というものが多くなった気がする。
昔は難しいと敬遠気味だった彼の日本語、難しいようだがまるで質のいい食べ物を消化するかのよう。
最近奇麗な日本語に触れることが以前に比べて妙に敏感だ。なぜなのか。ニュースも最近はNHKでないと落ち着かないし。
1年に10か月は身体を酷使しているけど、この2か月はバランス良く元来文系だった私の心を上手く刺激してくれることに触れたいものだ。
英語もまだまだ勉強しなくちゃー、って思うし、もいちど古文(日本語)を読み直したい、そう思う日々。
そうして、身体をRebuiltし身体のバランスが整ってきた頃に、また思い切り身体を動かしたい、そういう日は自然とやってくるんだろうな、そう思う日々。