筋出力低下とは,アライメント不良による筋長の変化や運動単位の活動性低下,大脳皮質の興奮レベル低下により,筋の収縮力が減少して結果的に筋の発揮が乏しくなることである.
筋長の変化に対しては,筋のリラクゼーションを行い,筋長を修正していくことが必要である.
運動単位の活動は動員様式(recruitment)と発射頻度(rate coding),活動時相(synchronization)に依 . . . 本文を読む
筋力とは,筋を収縮させた結果,発揮される力の事である.
その決定要因として,形態(量)的因子と機能(質)的因子がある.
①形態(量)的因子:筋線維数や線維の太さによる筋断面積によるもの.
一般的に言われる筋力低下はこちらである.
②機能(質)的因子:アライメント不良による筋長の変化や運動単位の活動,大脳皮質の興奮レベルによるもの.
筋力低下と比較し,筋出力低下と言われる.
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片麻痺の分離レベルについては一般的にBrunnstrom Recovery StageやFugl -Meyer Assessmentで評価される.
Brunnstrom Recovery StageはⅠ~Ⅵで表し,
Ⅰ:弛緩性麻痺
Ⅱ:連合反応・共同運動の出現
Ⅲ:共同運動の完成
Ⅳ:1関節の分離運動
Ⅴ:2関節以上の分離運動
Ⅵ:協調運動までほぼ正常
とされている.
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