筋力について

筋力とは，筋を収縮させた結果，発揮される力の事である． その決定要因として，形態(量)的因子と機能(質)的因子がある． ①形態(量)的因子：筋線維数や線維の太さによる筋断面積によるもの． 一般的に言われる筋力低下はこちらである． ②機能(質)的因子：アライメント不良による筋長の変化や運動単位の活動，大脳皮質の興奮レベルによるもの． 筋力低下と比較し，筋出力低下と言われる． . . . 本文を読む

片麻痺の分離運動について

片麻痺の分離レベルについては一般的にBrunnstrom Recovery StageやFugl -Meyer Assessmentで評価される． Brunnstrom Recovery StageはⅠ～Ⅵで表し， Ⅰ：弛緩性麻痺 Ⅱ：連合反応・共同運動の出現 Ⅲ：共同運動の完成 Ⅳ：1関節の分離運動 Ⅴ：2関節以上の分離運動 Ⅵ：協調運動までほぼ正常 とされている． . . . 本文を読む

原始反射

①手掌把握反射 反応期間：3～4ヵ月までの陽性は正常． ②非対称性緊張性頸反射(ANTR：Asymmetric Tonic Neck Reflex) 反応期間：4～6ヵ月までの陽性は正常． ③Moro反射 反応期間：4～6ヵ月までの陽性は正常． ④対称性緊張性頸反射(STNR： Symmetric Tonic Neck Reflex . . . 本文を読む

姿勢反射

脊髄レベル ①交叉伸展反射 反応期間：2ヵ月までの陽性は正常． 脳幹レベル ①非対称性緊張性頸反射(ANTR：Asymmetric Tonic Neck Reflex) 反応期間：4～6ヵ月までの陽性は正常． ②対称性緊張性頸反射(STNR： Symmetric Tonic Neck Reflex ) 反応期間：4～6ヵ月までの陽性は正常． &#x . . . 本文を読む

Thomas Test

障害 浮き上がった側の股関節屈曲拘縮 開始肢位 背臥位 検者は側方に位置 テスト動作 健側の股関節・膝関節を屈曲し，胸に近づけるようにする． 陽性 患側股関節が屈曲し浮き上がる . . . 本文を読む