筋内のアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの癒着によって,局所の循環障害(酸素欠乏と栄養低下によるエネルギー欠乏)を招き,癒着が更に進行して形成されたもの.
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癒着とは,炎症反応が原因で治癒過程の中で本来結合していない部位が結合してしまうこと.
アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが癒着することにより,架橋(クロスブリッジ)によるアクチンフィラメントの滑走低下が生じる.
一度癒着が生じた部位は,組織のリリースを促し,循環障害の改善を図ることが重要である.
しかし,癒着部位をリリースする際には,疼痛が生じる可能性が高い.
そのため,リリースの他に超音波療法等による循環改善を図る場合もある.
その際,超音波は周波数3MHz,強度1.0W/c㎡,照射率100%(連続波:温熱効果),治療時間10分間で実施すると良いとされる.
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