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螺旋性の法則

2018-10-04 01:19:18 | 解剖・生理・運動学
人間の身体を見る上で、よく『〇〇が左のほうが低い』といったように表現します。


と考えると、人間の身体というものは、そもそも左右対称に構成されているのでしょうか?


表面上だけ見てみると、左右対称であるように思います。


しかし、よく考えて見てください。


内臓の位置関係は左右対称でしょうか?


少なからず胃や肝臓、心臓などは左右対称ではなく、左右どちらかに偏位しています。


ということは、人間の重心の位置は必ずどちらかに偏位します。


統計的には、人間の重心位置は左へ偏位することが多いです。


さらに、アライメントで見ても、左右差はあると統計的に言われています。


アライメントの偏位については、また別の記事で説明したいと思います。


今回は、その内臓(特に肝臓)に左右差があることによって身体にある法則性があることを紹介します。


それは『螺旋性の法則』というものです。


人間の約8割の方は、この『螺旋性の法則』に当てはまると言われています。


その軸方向は、『右肩峰から左坐骨結節を結ぶ回転軸』と言われています。


これを意識的に取り入れているのが、野球の投球フォームです。


投球のフォームは、右投手と左投手で左右対称的ではありません。


これは螺旋性の法則による回転軸上の動きを意識することによって、身体へのストレスを軽減させ、身体の故障を防ぐためです。


次回の記事では、この螺旋性の法則をリハに取り入れた考え方を紹介しようと思います。

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