おっぱいあげるのは大変だ

退院して一週間たちました。
産まれてから2週間。
ベビーはすくすく育ってると思っていたら、先日金曜日にうけた病院の体重測定で退院時より体重が減少。
原因はあきらかに母乳不足。

母乳がまだちゃんと出てないので、退院時に助産師さんに言われた量のミルクを足してはいたんだけど、それも少なかったみたい。
再度助産師さんに一回に飲む量も回数も倍に増やすようアドバイスされました。


それにしても、母乳あげるってこんなに大変だとは思わなかった。

まず飲ませる姿勢から一苦労。
片手で赤ちゃんを支えるんだけど、頭から体までまっすぐにしなくちゃいけない。
さらにもう片方の手では、ベビーがおっぱいをくわえやすいように下からぐっと持ち上げるように支える必要がある。

産まれてすぐのベビーはおっぱい初心者なので、吸い方やくわえ方がへたくそ。
なので、くわえる瞬間に
「それ！」
とベビーの口をぐっとおっぱいへ押し当てるようにしてくわえさせるんだけど、おっぱいを探してぱくぱくしているベビーの口をおっぱいへ持って行くって結構難しい。
さらに頭と体がまっすぐになってるかどうかまで見てられず、入院中の授乳指導で注意されっぱなし。

ついつい力が入ったまま授乳をしていたせいで、首はまわらなくなるは、乳首は皮がめくれて切れてしまったところも…。


ようやく吸ってもらっても、切れたところが痛くてたまらないは、母乳回線がわずかにしか開通していないせいで母乳が少ししか出ないは、出ないとベビーちゃんにイヤイヤされるはてんてこまい。

たまったまま出てこられない母乳がたまってできたしこりを指でぐっと押し出して少しでも飲んでもらうのだが、これも結構痛い。
でも、少しでもおっぱいの量が増えるなら…と、母は痛みを乗り越えてがんばるわけです。

それなのに、飲み終えたベビーは無情にも
「こんな量じゃ満足できなーい！」
とひーんと泣きだしてしまう。

「ごめんよ、あんまりおっぱい出なくって…」と言っても
「いいよ、お互い初心者だもん、気にすんな」と言われるはずもなく、
ひとしきり疲れるまで吸わせて、そのまま寝入るのを待ってみたり、気が済むまで左右交代で吸わせ続けてみたり…。


私はミルクと混合でやっているので、本当にぐずぐずのときはミルクを足すことができるけれど。
完全母乳で育児してる人は大変だろうなあ。

母乳育児の本をみてると、ほしがったらほしがるだけおっぱいをあげましょう、一日できれば10回以上、少なくとも8回はおっぱいをあげましょうと書かれてあるけれど、おっぱいがなかなか出ない間はそれがどんだけ大変なことか。
周りの支えがないと母乳だけで育てるなんて、かなり厳しい。

私もいずれは母乳だけで…なんて思っているけど、どうかなぁ。
このおっぱいで一日が終わる日々。
すわせ続ければ一ヶ月くらいたつとちゃんと出るようになるらしい。
それを励みにトライし続けます。

さてさて、ベビーちゃん泣き出したので、おっぱいあげてきますか。