体奏家/新井英夫の予告報告 (DANCE-LABO KARADAKARA)

体奏家/ダンサー新井英夫の舞台活動とワークショップ活動の予告と報告。たまに日々の雑感あれこれなども。

和歌山市民会館の「ダン活」担当の松尾美和さんの素晴らしいメッセージ

2011-01-13 10:06:27 | ダン活@和歌山
年をまたいで、2週間以上経ってしまいましたが、先月12/26に公演を、事前に市内各所でワークショップを行った和歌山でのダンスプロジェクト=通称「ダン活」。(このページ左欄のブックマークを参照)。この公演の際に当日プログラムに書いていただいた和歌山市民会館の担当者・松尾美和さんの文章が、あまりに素晴らしいので転載させていただきます。「地方公共ホールにとって、今ダンスの持つ問題そして可能性とは?」ということ、まさに直球で伝わってきます。(ちなみに、松尾さんバレーボールのアスリート。現在もママさんリーグでご活躍中!)

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 <和歌山市民会館 ダンス活性化事業担当 松尾美和>
皆さま、本日はダンス公演にご来場いただき誠にありがとうございます。
 
実は、私担当者でありながら“ダンス”と名のつくものは、とっても苦手としており、まさか自分自身が今回のダンス公演に参加することなど、夢にも思っていませんでした。
学生時代、誰もが“ダンス”を経験したと思います。レオタードを着せられ、担当の先生から「はい、鏡の前で○○のポーズをやってみて。」思春期だった私は、恥ずかしい、出来っこない、何のイメージも湧かない・・・が頭の中で駆け巡った結果、ダンス嫌いに・・・。
あれから数十年経ち、今回このダンス事業の中のワークショップに少し気持ちが引き気味なまま参加。しかし、自分でも意外なぐらい楽しめました!
本当に、身構えて参加したのが嘘のように、終わった後の心地よい感じが、普段身体を動かすスポーツと同じ感覚でした。
新井さんの教えてくださる“ダンス”は以前の私の嫌いな“ダンス”じゃなかったのです。“ダンス”じゃない、ってどういうこと?と思うかもしれません。
明らかにカラダは動いているから“ダンス”だけど、伝えたいと思うことをカラダで伝え合うこのダンスは“コミュニケーションダンス”って呼んだほうがよいかもしれません。
この“コミュニケーションダンス”のすごいところは、年齢や性別が違っても、ダンスの経験があってもなくても、みんなのココロがつながって、最後には誰もが笑顔になれるところ!
和歌山では、今回の“コミュニケーションダンス”の種は、少しだけ蒔かれた状態です。まだまだ芽が出るのは先の話になるとは思いますが、和歌山市民会館では、できるだけたくさんの種を蒔き、ダンスでまちを明るく元気にしていきたいと考えています。
        


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2 コメント

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Unknown (松尾です。)
2011-01-14 18:53:21
とっても恥ずかしいのですが・・・
ブログ掲載ありがとうございます。
本当に言葉では語りつくせないダンスを体験させていただきました!


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素晴らしい体験でしたね! (山本有希)
2011-01-16 11:27:11
和歌山の前にダン活で新井さんに来ていただいた
山口市の文化ホールC・S赤れんがです。

松尾さんの気持ち、よーっく分かります。
そして体験されたことは素晴らしいですね。
私は踊らなかったのですが、観ていて、
体を動かしたくなりました。
公演に来られた方々もきっと共感したことでしょう。
ダンスの持つチカラは体験してこそ
その素晴らしさが分かりますね。

蒔いた「ダンスの種」の成長が楽しみです。
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