7月の研修には行きませんでしたが、今回は行かない理由も見つからないし、最後だし、ということで行ってきました。
旅行先は全羅北道のコチャン(高敞)というところでした。
1日目は、山登りでした。
山の名前は忘れてしまいましたが、ソヌン寺というお寺がある山です。
韓国はこういう山の中にお寺があるんですよね。
日本と違うのは大きな岩がたくさんあるところで、頂上は大きな岩の上、です。
すぐ下を見ると絶壁で、落ちたらおしまい、という感じで怖かったですが、景色はとてもきれいでした。
往復3時間くらいの山ということで、私の感覚ではそんなにたいしたことはない山だと思っていましたが、韓国人の先生たちは登山用のくつに登山用の服、アイゼンなども準備していて驚いてしまいました。
韓国では登山が趣味というおじさん・おばさんたちが本当に多いですが、学校の先生も例外ではないようです。
くつから服・かばん等々そろえると、100万ウォン以上はかかるそうです。
私は何の準備もなく、ただのスニーカーで行きましたが、今の時期はまだ雪が残っていて、地面が凍っているので、時にはつるつる滑って、ちょっと危なかったです。
冬の登山にはやはり、アイゼンみたいなものが必要なんだと、初めて知りました。
この山はドラマ「大長今」の撮影にも使われたようで、あちこちに「長今の幼少時、母がお祈りしたところ」「~が自殺したところ」「長今と~の愛の~のところ」などと説明書きがありました。
私はこのドラマを見てなかったので、ピンと来ませんでしたが・・。
2日目は「コインドル」(故人の石?)という古墳と、コチャンウプソン(高敞邑城)を見ました。
コインドルは紀元前10世紀ごろの共同墓地で、石でできています。
日本の飛鳥にある石舞台古墳と似てます。
コチャンウプソン(高敞邑城)は、日本の豊臣秀吉が攻めてきたときに、その軍から守るために作られたそうです。
こんなところで日本人の名前を聞くとは思いませんでした。
こんな地方でも、やっぱり豊臣秀吉は有名なんですね。
城壁
夜はやはり、みんなお酒を飲んでいました。
私はお酒は飲まないのですが、この日ばかりは断りきれずに、焼酎の小さいコップで2~3杯飲んでしまいました。
私はそれだけで、頭がくらくらして来てしまいました。
お酒がどうしてそんなにおいしいのか、私にはまだまだ理解できません。
男の先生たちや若い先生たちは何時までかわかりませんが、朝方までドンチャンしてたようです。
私は幸い「アジュンマ部屋」にいたので、体力の少し落ちるアジュンマの先生たちと一緒に早く寝ました。
研修が終わり、家に帰るときは、山登りによる筋肉痛と、アルコールによる(たぶん)お腹の不調で最悪の状態でした。