石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

小学5年生

2009-12-29 23:14:15 | Weblog
友達に借りた本2冊を読んだ。

渡邊淳一「夜に忍び込むもの」
表紙が少しエロくて そっち系の小説かな?と思わせる文庫本
友達が、ちゃんとブックカバーをつけてくれてて
微笑ましかった

渡邊淳一さんの小説は、ほんと、男の人と女の人の感情の違いを感じる。

不倫の相手の女性が妊娠したというところから始まるこのお話、
男性の優柔不断とズルさ 女性の怖さが軽妙に描かれてて
スルスルと面白く読み終えた

もう1冊は重松清「小学5年生」



短編小説集で、どの小説も小学5年生の少年が主人公。

小学4年生でもなく、6年生でもないのが面白い。
自分の遠い記憶の小学5年生をぼんやり思い出した。
懐かしく、切ない。

なかでも好きな小説は「どきどき」。

お正月に、予期せぬクラスメイトの女の子から
当たりさわりのない年賀状をもらう少年。

そのときから、自分では認めたくないんだけど
すごく女の子を意識してしまう。

バレンタインデーにチョコレートをもらえるかもしれない・・という
甘く切ない期待・可能性

その2月14日の一日の始まりから終わりまでが描かれている。

ふっと自分の小学校高学年を思い出した。
素敵な素敵な小説だった。

折りしも、末っ子カナは小学校5年生。
昨日、遅めのクリスマス会と称し、クラスの友達8人が家に遊びに来た。
うち、男の子が3名。

観察してると面白い。
3人の男子と5人の女子は、離れて遊ぶ。
ときどきお互いを気にしながら。

「男子も・・・・したら?」など、お互いを「男子」「女子」と
呼び合う。

見てると、女の子のほうが精神年齢がぐっと高く、強い。
小学5年生というのは 本当に面白い年齢なのかもしれない。

そんな時を生きているカナ、たくさんの思い出をつくってほしい。
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