石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

ヴィヨンの妻

2009-12-17 23:22:18 | Weblog
雪・雪・雪・・と巷でいうので
朝起きたら、きっとドッカーンと大雪が積もってるかも
と怖れていたのに
雪どころか とっても良いお天気で気持ちがよい


母と映画「ヴィヨンの妻」を観にいった。

ヴィヨンの妻

このあいだ「恋の蛍」という本を読んで 
ちょっぴり太宰治に興味をもった。

手始めに短編小説から読んでみようと
太宰治短編集を買ってきて「ヴィヨンの妻」他
何作品か読んだ。

太宰自身がモデルであろうと思われる才能豊かな作家と
その妻の奇妙な夫婦関係を描いた作品だ。
才能豊かであるのに 自殺願望が強く
酒びたり、女びたりで 家庭を全く省みない作家。
それでもその夫を支え続け愛する妻を
松たか子が演じた。

映画を観る前に 原作を読んでいたので
その雰囲気がすごーくよくわかって面白かったけど
前知識 何もなしで観ていたら
なんか訳わからないけど暗い映画・・といった
感想をもっていたかもしれない。

太宰治生誕100年記念で いろんな作品がクローズアップされたり
映画になったり(来春には「人間失格」が映画化らしい)
ブームになっている。
今まであんまり興味の沸かなかった作品に目をむける
良い機会になるなあと思う。

それにしても太宰治、39歳で自ら命を絶ったなんて。
私より2歳も若くで人生に幕を引くなんて
そんな人だからこそ、搾り出すように後世に残る名作を
生み出せたんだろう。
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