石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

水木しげるのラバウル戦記

2020-08-30 14:15:03 | マイ本棚

今朝は8時から 地域の清掃作業があった。

朝から 倒れそうな猛暑・・・。

会うひと・会うひとに 声かけるのは

「今日も暑いね~!!!」のみ。

猛暑で コロナで 阿部首相も辞任されることになり

ほんとに大変な世の中だ。

最初は ひとつずつ花をつけていた祇園守、

毎日、次から次へと たくさんの可憐な白い花をつけて

楽しませてくれる。

水木しげる「ラバウル戦記」読了。

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんは

20歳そこそこのころに

太平洋戦争の激戦地 ラバウルに一兵卒として

送り込まれる。

終戦近くになってから 敵の奇襲にあい、

九死に一生をえるが、片腕をなくされた。

日本に帰って、まだ体験が鮮明なうちに

多くの絵を描き、のちに文章を添えて

出版された。

今のパワハラなんか比較にならないくらい

毎日毎日 上級兵に殴られ、

不条理なことをさせられ、

それでも 底抜けに明るくユーモアに満ちた

水木さんの生命力に 感動する。

奇跡的な生還は この明るく楽観的な性格から

神に選ばれたのではないだろうか。。。と

思うくらいだ。

 

「若いってすごいことだ」と ご自身も

何度か 文中で 言われている。

生還するのは難しいとわかっている、

暗い生活のなかでも

未来に希望を持っている水木青年。

戦記といっても 決して暗いものでなくて

今の私達を勇気づけてくれるような

強く明るいものだった。

克明に描かれた多くのイラストは

美しくて 戦場でなければ

ラバウルというところは 風光明媚な

ところなんだろう。

片腕をなくされて帰国され、

高度経済成長期の日本で

漫画家として大成功される。

そんな水木しげるさんも 2015年、

93歳で天寿をまっとうされた。

 

成功したり失敗したり、

幸せな人生や、不幸な人生や

いろいろあるけれど

遅かれ早かれ 必ず命が終わる。

九死に一生を得たとしても

いつかは 死んでしまう。

どんな状況であっても、

充実して生きたいな。

 

 

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