石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

心を伝える

2013-09-11 21:37:31 | Weblog

お盆過ぎてから 新しい営業社員のひとが入社した。

平成元年生まれの24歳、私の娘と4歳ちがいの若い男の子だ。

営業の仕事に就くまで、しばらく現場仕事を覚えてもらうことになった。

今まで東京の印刷会社で働いていたA君、

まったく畑違いの 現場の仕事に。

年齢の大きい職人さん達と朝早くから トラックに乗って墓地へ行く。

A君は一人くらしなので、お母さんにお弁当をつくってもらうこともならず、

主人が私に「現場仕事の間のみ、お昼の弁当を作ってやってくれ」と。

我が家の子供達もお弁当が要るのだし。。と

毎日 A君のお弁当を作るうちに だんだん楽しみに変わってきた

若い男の子が汗水流して働いて お昼に食べるお弁当は、どんなものでも美味しいとみえて

毎日毎日、何一つ残さず、ぺろりと食べてある

職人さんたちが会社に帰って来るときに私が居ないときは、

お弁当包みのなかに必ず手書きのメモが。

「社長、奥さん、お弁当いつもありがとうございます、美味しかったです」

丁寧に書かれたメモを 初めて見つけた日は 心底 胸打たれた。

手書きのひとことの重み・・

この子は 営業の仕事になってからも きっと心を伝えることができるだろうと感じた。

A君は このあいだから 営業職にまわり、新しいことを覚えている

そして。。。。

今日は ふたつの嬉しい手紙が届いた。

義父から 中3と高3の子供達へ 受験の励ましのお手紙。

もうひとつは、お客様からの手紙。

足が悪くて、山の上のお墓に行けない奥様から お盆前に掃除の仕事依頼を受けた。

仕事が終わり、お代金を受け取ったあと、

綺麗に掃除したあとのお墓の写真とお礼状を送った。

なんと、その写真の御礼のお手紙だった。

「山の上に上っていけない私に 綺麗になったお墓の写真を送っていただいたこと、

どんなに嬉しかったことか・・・」と書いてあって、

小さな些細なことでも 気持ちが伝わるんだなと 嬉しかった。

とても温かいものが流れた一日だった。

コメント (2)
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