辛き時よ.....

辛き時よ、もう来たるなかれ。
ハードタイムズ　カムアゲイン　ノーモア。

わたしがここ２年ほどずっと歌ってる「Hard Times Come Again No More」は
こんな日本語題。
ライブでおなじみですね♪

アメリカの作曲家フォスターの名曲を室矢憲治氏の詩で歌っています。
KAOLUAではほとんどのライブでやってるし、OSHINO DEADではロック編成で
富士山に向かって歌ったな。
大好きだし、時にはあまたのハワイアンより、あれが一番良かったです、と
感想もらうこともたびたび。
レコーディング予定だけど、落ち着いたらせめてyoutubeとかで聞いて
もらいたいな。

この歌をこんなふうな状況で歌う日が来るなんてね。
さて、できることをやろう。


３番だけ載せます。

くちびる噛んでも笑ってみせる　　情けをわすれないで
生きて生かされこの世は巡る
Oh, Hard Times Come Again No More
こぼれる涙　風となり　いつかこのほほを乾かせ
歩いていきましょ　大地踏んで
Oh, Hard Times Come Again No More

やっと...。

今日は久しぶりにリハに行ってきました。
来月予定してるライブの打ち合わせ兼ミニリハですね。
地震後はもちろん初めて。
というか事務仕事や確定申告があり、演奏面はしばらくオフだったので、
えらく久しぶりでした。



歌そのものは、やりたかったわりに、なんかまだショックが身体に残って
いて迫力不足でしたが、とにかくまた動きだしたことで、それだけで
元気になりました。
帰りの渋谷駅がちょうど、大規模停電の可能性？だったとかで
ものすごいことになってたけど迷わず、スタスタと途中まで歩いて帰りました。
ちょっと歌を歌っただけなのに、昨日までの参ってた感じからは
だいぶ進歩。フシギだね。



ここ最近で印象的なこと。

原発の解説をしていた専門の研究者が、放射線の説明で
レントゲン先生、とかキュリー先生、とか呼んでいた。
まあ、たしかに同じ研究分野の大先輩といえば言えなくもないん
だろうけど....ちょっとオカシかったです。

今や、一日何回も拝見する枝野官房長官。
わたしはこの方の話し方や声はとてもよいと思います。
落ち着いた波長で、この有事でもいつも変わらない。
その枝野さんが少しだけ休めたって。
大事な使命があるのだから、何とか時々は寝てください。

テレビのできること

昨日お昼のテレビ（日本テレビ）にお笑い芸人（漫才？）のサンド
イッチマンが出ていました。
金曜からずっとテレビ見てたけど、、いちばん印象に残り説得力があった。

被災地のみなさんは自分が避難所にいることを伝えられない、だから被災地
レポートはもういいから、避難所を写してくれ、こんなにたくさんテレビ局
あるんだから１局くらいできるだろう、と。
他にも、宮城出身で、あの瞬間気仙沼でロケ中だった人じゃなきゃ言えない
きびしいけど貴重な言葉がたくさん。
芸人の立場を捨てた、伝えようという意思とリアルな苛立ちは、何より
説得力があった。テレビつけていてよかったと思った。


そして今日。
初めからは見てなかったけど、日テレは、被災者テレビ伝言板のように
少しずつだけど、現地の声をそのまま放映していた。
たぶん昨日の意見を受けて。

「○子、家も流されたし志津川はもうないけど、お父さんお母さんは
避難所で元気だよ、お前もこっちに来ようなんて気は起こさずにそっちで
がんばって」
　
こういうことが、すでに「直後」ではない今、メディアができることなんだと
痛感した。
マスコミ報道にはたくさん批判もあるし、ダメなレポーターもいる。
でもこうやってすぐに方向変換するのはえらいと思う。

そして....どっちかっていうと苦手なタイプだったサンドイッチマンさん
、ごめんね、まだまだ大変だし心配だと思うけど、がんばってください。


みんな疲れてきてるし、よく眠れない。
だから弱音は仕方ないし、小さなグチやぼやきは自分に許そう。

良い人や良い行いがほとんどだけど、当然そうじゃないことだってあるし、
わかってない人もいる。
でも今はなるたけ、まず批判、ではなく、助け合い尊重しあおう。


わたしは世界各国が日本に寄せてくれてるお見舞いと称賛のメッセージが
すごくすごくうれしい。
日本、とか、日本人として、とか言うの今までして来なかったし、
面映いけど、今はこの佳き国民性や習慣を誇りに思う。
がんばろう！

弱い自分

わたしとしたことが、金曜日からお部屋にお花を飾ることをすっかり
忘れていました。
昨日久しぶりにいつもの商店街のお花屋さんで少し買い、水揚げするんで
バケツにどさっと投げ込んだら、これまた久しぶりに写真撮る気になった。
携帯カメラだし心得もないけど、それでもいつもは、あ、写真撮ろう！っと
よく思うのに、この数日まったく思わなかったんだな。





日曜の夜に、日記に書いたようにふだんのことをしようと、少し歌ったり
ウクレレ弾いたりしたけど、どうにも集中できない。昨日（月曜）もそう。
自分で自分の身を守ると言っておきながら、気持ちを安定させることも
できない弱さに自己嫌悪。
かの地に比べたらちょっと不便なことがある程度の東京にいるのに、
なんて情けない。
社会的な出来事に感応しすぎてすぐ疲れてしまうのは、小さい頃からの
弱点なんです。

しかし、仕事としてもやらなきゃならないので、今日はあえて課題曲などに
手をつけてみた。
そう、わたしは好きで音楽やってるけれど、これが仕事でもある。
不思議なもので歌っているうちにだんだん落ち着いてくる。
もちろん完全に集中はできないけど、今日のところは良しとしよう。




今日の衝撃的なニュースを受けて、明日のリハは中止にした。
外出自体も延期可能ならそうするべきという意見もあり、電車も不規則。
メンバーにキケンを強いるわけにはいかない。
どうしても必要な人たちだけが移動したほうがいいものね。
ほんとうは、準備もできてなく集中もできないけど、それでも集まって
リハ、つまり「合奏」したい気分。
落ち着いたらまず再開したいことです♪




実家の母と電話で話しました。
地震直後に話して以来。他の家族の無事も聞けました。
周りのみなさんにはステージママとして有名なわが母。
高齢なのに元気で何よりと感謝しながらも、（どこにもある話でしょうが）
なかなか雪解けしない母娘の問題も抱えています。

そうしたら、電話の切り際に
「あの時すぐ電話をくれてホントにうれしかった。時間から言って、
たぶん真っ先に思い出してくれたとわかった。」
と、母にしちゃ素直に言われて、思わず涙ぐんでしまった。
たしかに一番にかけました。まだ電話が通じてる時間帯。

いい子ぶるわけでなく、まあ当たり前ですね、親の安否確認は。
当たり前でも、あの日の母の心細さを0.1％くらいでも減らして
あげられたならよかった。
そして、上に書いたような精神的弱さの最中にいたので、
うれしかったのよ～と言われて、わたし自身も救われました。
行動そして言葉は大事です。

ただ、涙ぐんだことは母に知られたくないので、むりやり
明るく対応。
今ではわりとすぐ泣く、（身近な方には大変うっとうしい）わたし
ですが、かつて実家にいる頃、両親の前ではほとんど泣きませんでした。
反対されながらバンドやってたので、泣いたら終わりなんで
すごい我慢してたそのくせが、まだ抜けない....。

今日の気持ち

金曜日、職場から徒歩で帰ったりどこかで休んだりした方も
たくさんいると思いますが、大きなトラブルがほとんどなく、
譲り合う日本人の美徳を感じたという声を何人かから聞きました。
そうこなくっちゃ。


外国からの救援隊が続々と到着しつつあります。
受け入れ態勢があるならできるだけ来てもらって、この未曾有の
災害復旧の経験を持ち帰ってもらいましょう。
またいつか日本が恩返しできる日もきっと来ます。


ところで、わたし自身はたまたま自分のコンサートやライブの
ない時期でした。
でもこの週末も出番のあるアーティストはたくさんいます。
もし自分だったらどうしたか、と昨日からずっと考えています。
中止にせざるを得なかった人もいれば、開催した主催者も
います。それぞれが自分の指針で選んだと思うので、
どの判断も尊重されます。
歌うこと奏でること舞うことで祈りを届けるのが不謹慎
だとは思わないし、反対に、家族とともにいることを優先
したり、集まりをやめることにも意味がある。


今日は一日、離れて暮らす家族のお世話に行きました。
帰ってまたすぐテレビをつけたけれど、今夜はいったん
消して、新しく取り組む歌の練習をします。
自分を安定させることに戻らなくては♪

祈りをパワーに。

被災地ではない東京にいても、いいようのない緊張感と疲弊をともなう
興奮状態が続いています。
この非常事態はまだしばらくは終わらないでしょう。
自分のペースで、できること優先することをやっていきたい。
そして、節電と、急ぎでない今じゃなくてもよい用事は控えること。



携帯電話が通じなかったり、、真偽のはっきりしないメールが流布したり、
原発の是非、とか数えきれないたくさんのことが目の前にあります。
でも今はまだ教訓として語るときではない。批評精神を発揮する
ときでもないと思います。
できるだけ健康を保つ努力をして、助けあいの気持ちでいきましょう。
具体的に支援ができるときがきたら行動したいと思います。


たくさんの方が亡くなられました。
謹んで哀悼の意を表します。
被災された方々お見舞い申し上げます。
心で応援し祈ることしか今はできませんが、祈りをポジティブな
パワーにして託します。

３月１１日金曜日

みなさん大丈夫ですか？
わたしは家で作業中。ちょうど遅いお昼を食べた後テレビつけたままでした。
たしか都庁からの中継？から、緊急放送に変わりました。
被災された方々心からお見舞い申し上げます。
少しでも早い復旧と休息を心から祈ります。

中心ではなかった東京にいても、あの瞬間ほんとに無力だった。
立っていられない揺れの最中、部屋の真ん中で右往左往し、火の元を
確認するのがやっと。
携帯電話は今もまだ通じない。
離れて暮らす家族と連絡がとれるのにはずいぶん時間がかかった。
でもよくわかった。
システムに文句を言う前に、新しい文明の利器が使えないときに
どうするかを考えておかなきゃいけないんだ。
海に面した国では一地方の災害ではすまないのだということも、
こんなに明確にわかるなんて。

仙台空港や畑に海水が上っていく様を忘れることはないだろう。
CNNではハワイに到達したツナミの知らせをやっている。

ニュースは刻々と新しい映像を伝える。
美しい東北を思うと、現実の出来事ではないかのよう。
けれど、無事だった人は明日に備えて休まないといけないんだよね。
１４時４６分前と後で、すべてが違う世界になってしまった。
今は永遠じゃないし、今日と同じ明日が来るわけでもない。
せめて一生懸命祈ろう。

ライブスケジュール♪

なんだかずいぶんと久しぶりのお知らせですが、出演予定です。
桜の季節あたりからまたにぎやかにスタートします。
この４月はいろいろあります。ぜひいらしてくださいね♪


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３月２９日（火）　KAOLUA
窪川京子＆カフラオハワイライブ
場所：銀座タクト

いつも予約開始ともにすぐ満席になってしまう超人気
イベント。
KAOLUAが初めて演奏を担当いたします。
ということで、今回もすでにThank you sold out！

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４月１０日（日）　　KAOLUA
場所：銀座Nelson's Barアルタ・マール
時間：16時open17時start
music charge 2000円＋order

ご予約・お問い合わせ03-3544-6216
　　　　　　　または03-6228-6110(１７時以降）

アルタ・マール
東京都中央区銀座1-14-10 松楠ビル1F
03-6228-6110
銀座一丁目駅10番出口を出て、ナチュラルローソン側に
渡りそのまま徒歩1分
その他、銀座、東銀座、京橋駅などからも近いです。

KAOLUA♪
　Kaolu/Uk.Vo.　　山田john泰介/G.Vo. 伊藤ちか子/Accordion

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４月１７日（日）　マツモトシェイブアイスバンド　
場所：藤沢ジャミン
時間：１８時open １９時start
charge:1500円

ホームグラウンドのジャミン、久々の藤沢店です。


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４月１９日（火）
「唄うパシフィック～黒潮の道」
場所：三軒茶屋カフェOHANA
時間：18時半open 19時半start
cherge 2000円（w/１drink）
出演：
トーク「日本とニューギニア　黒潮の道」　飯田裕子（写真家）
ライブ　Kaolu w/ 中村’JIZO’敬治

オセアニア、環太平洋の島々の先住民の暮らしやその文化
などを多く撮影している写真家飯田裕子さんのトークイベントに
ライブ出演します。
この日のテーマに沿って歌います。
サポートミュージシャンとして、ギタリスト中村敬治さんです。



OHANAでは4/15～30まで、「パプアニューギニアのビルム展」
が開催されます。
海面上昇という問題を抱える赤道直下のパプアニューギニアで
たくましく生きる女性たちの英知を、編みバッグ「ビルム」を通して
シェアします。
4月30日にはパプアニューギニアに詳しい旅行作家山口由美さんの
トークイベントもあり。


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４月２８日（木）
「Mele Ho'onanea ～music camp Vol.1」
場所：赤坂ブリッツ 港区赤坂５－３－２赤坂サカス内
時間：18時open 18時45分start
チケット：前売り 3500円（指定席）　3000円（立ち見）
　　　　　当日　4000円（指定席）　3500円（立ち見）　

今現在、日本のハワイアンミュージックシーンで活躍する
バンド、アーティスト自らが企画する音楽主体の新しい
ハワイアンフェスティバル。
ぜひ、その記念すべき第一回を体験してください。

出演：Kaikai Boyz 　Kaulua 　　 Aloha Pumehanas#2＋Toyo
Kolohe-Club 　　 Na Lei 　 Matsumoto Shave Ice Band
真木隆寿＋古賀まみ奈　　　Laula

チケットご希望の方は、わたしにご連絡いただくか....
その他　　チケットぴあ[Pコード133-772] 電話購入 0570-02-9999
メレ・ホオナネア事務局　03-6913-2505
お問い合わせ先　NPO法人ナレイオナカイエワル　03-6913-2505

山本隆太ライブ＠渋谷ＢＹＧ

もう１０日前になるけど、渋谷BYGであった山本隆太ライブに行ってきました。
１１月から続いたソロツアーファイナルで、ゲストなしのほんとうのソロ。
ご本人MCで心細そうなこと言ってたけど、潔い美しさで素晴らしいライブでした。
誰かがいればなと感じた瞬間は、この日はまったくなかった。
一回とはいえゲストで出たこともあるわたしが言うんだから！(笑)

楽器を弾くひとの歌はいいな、ともあらためて思った。
好きな音楽や詩人へのリスペクトを、自分の音楽でできていてうらやましい。
ハワイアンミュージックが、様々な音楽の影響を受けて単純なようで
奥深いと思うことはよくあるんだけど、そういう意味でも自分の世界と
ハワイアンと自由に行き来していてほしいと思いました。
わたしもがんばらなくっちゃ、と年下の先輩（！）のライブで痛感しました。


わたしも長く歌っている室矢憲治詞のHard Times Come Again No Moreを
やっと聞けました。ちょっと無頼な感じで男っぽくてよかったです。
お互いそれぞれ解釈して歌うって面白いね。
CDではAO AQUAちゃんの歌が素晴らしい「君住む街に」（これはホントに
すごい♪）を、作者の歌で初めて聞けた。歌詞が違う趣で聞こえてくるね。

そしてこの日のライブでわたしがいちばん印象的だったのは「タワシさん」
でした。CDでもライブでも何回も聞いてるのに、最近の個人的な体験
なんかの影響もあって心に沁みました。




BYG...昔ロック喫茶だった頃はビッグと呼ばれていたんだよ。
Black Hawkはおしゃべりすると他のお客さんから「シーッ」て怒られたけど
ここではそんなことはなかった。
こどものわたしからしたら治外法権のような場所だった。
わたしは確実にその場で最年少で、そして今でもBYGに来る暮らしをしているけど、
あの頃のお兄さんお姉さんたちは今はどうしているのかな？

寒いけど....。

ある、移動の多い一日。

家族のお世話をした後、定期健診で歯医者さんへ。
歯周病未満？的な？不穏なお言葉。
うーん、ちょっとイメージわるいわあ。即効で対策スタート。
麻酔の注射、ここ数年でいちばん痛いできごとでした。
最近麻酔の話題が多いなあ。



歯科医院出るとすぐ、大好きな玉川高島屋SC。
フラワーアーティストの作品がそこここにさりげなく展示中。
ふふふ、わざわざルイ・ヴィトン入れて撮ってみた。
3年に一回くらいしか入らず、10年に一回くらいしか買わないけど、
ディスプレーなどすごく素敵です。





コスプレしてるアルパカの宣伝写真。

次の約束の場所まで大手町駅構内を片道560m歩く。
途中で現れたごほうび（と、思うのはわたしだけですが）がコレ。
往復で1キロ以上。ウォーキングだもん、ありがたいくらいさ。
1キロ往復して行ってきた打ち合わせはたいへん楽しく終了。
再会にもいろいろあるけど、これはちょっとすごいね。
4月にちょっと新しいことやります。





ラストは、夏ならきっと息苦しいくらい緑を茂らせた不思議なお店で晩ごはん。
すぐたどりつけないとこもなかなか。
何てことない会食のはずが、この「冬のジャングル」にあてられて
密談調になってゆきました......。