3/11ライブのご報告がたいへん遅くなりました。
3/11に中目黒で行われたKAOLUAライブ、あたたかく忘れられない夜になりました。
音楽をできる喜び、元気で集える幸せ、美味しいお料理、再会と出会い、笑顔と涙、たくさんのハグと握手….
そんな全てが愛おしかった。
来てくれたみなさんありがとうございました。
来れなかったけど想いを馳せてくれた方々ありがとう。
鎮魂と再生への願いを共有できたことに感謝します。
ささやかでも、できることをしていきたいと思いました。
お伝えした「国境なき子どもたち岩手」への寄付は、チャージから、募金箱から、そしてわたしのご案内を
知って送金してくださった分を合わせまして、後日ご報告します。
ただいまとりまとめ中です。
テーマはそうであっても、全編しんみりしたライブにはしたくなかった。
また決して政治的にもしたくなかった。
個人のわたしには意見がありますが、そういう対決の日じゃない。
集まってくれたお客さまはエンタテインメントに対してチャージを払ってくださるのですから。
なので、選曲とわたしの短いお話に気持ちを込めて、最後は希望で終わりかったのです。
最後の歌は"上を向いて歩こう”。
自分に向けても歌いました。
あらためまして、先の東日本大震災で被災された方へのお見舞いと、亡くなられた方のご冥福を
心よりお祈りいたします。
このライブは、音楽的にも声と楽器の音をかなり良い形で届けられた気がします。
自分の声の細かな震えやコントロールがここまで繊細に伝わると歌手冥利に尽きます。
美味なお料理&お酒とともに、中目黒楽屋(らくや)ありがとう。
わたしは、もう何か大ごとを為したり活動を大きく広げていくことはないと思います。
病気のハードさを考えれば元気でいられていますが、何もかもできる体力はさすがに授けられていません。
でも声や感覚を磨き続け、自分の場所で自分らしく歌っていこう!と、この日たしかに思いました。
そんな個人的なミラクルな夜でもあったんです。
KAOLUAは、わたしのたくさんの活動の中の一つです。
メンバーのジョン、ちかちゃんにとってもそれは同じスタンス。
でもこのバンドだけが持つ不思議な魔力もあるんだな。
アンコール曲を終えた直後、メンバー同士ステージ上でかわしたハグは特別なものでした。
性格もライフスタイルも、音楽性すら違う三人、いつも一緒にいるかどうかは関係ない。
カオルアは9年目に入りました。
そのライブの明けて翌日は、まだ10代のお子さん二人を残して旅立った古い友人の告別式でした。
もう長く会うことはなかったけれど、わたしと同じ病でがんばった彼女にお疲れさまを告げにいきました。
彼女がファンだったというミュージシャンの方が、あえて自分の曲ではないけれど彼女が好きだったからと、
お式の後半で「卒業写真」(ユーミン)を弾き語りで歌ってくださいました。
これは何より参列者の心を打ちました。
音楽の力ってすごい。
よければみなさんご一緒に、とおっしゃる言葉にうながされ、わたしも小さな声で口ずさみました。
前夜は発信する側で翌日は受ける側で、音楽に助けられました。
キャンセル待ちの方にご連絡がつき、なおかつわたしの伝え忘れもあり、結局定員オーバーの超満席でした。
ありがとうございます。
当日は募金箱も置かせていただきました。
募金箱は池の上にある大好きなお店「カフェ・マルディ」の焼き菓子が入ってたボックスを利用。
会場入りする前に家で作成!