先週末の三日間、沖縄に行っておりました。
那覇空港からバスで1時間、恩納村のホテルに直行（今回は車なし）。
まだお部屋が空いてなかったので、近くでお昼ごはんを食べることに。
すでに冒険が始まっている。
沖縄そばでもさくっと、と思ってたのに、入ったお店はアグー豚のお店。
東京でもひとりじゃまず食べたことないトンカツ定食！ .....すごく美味でした。
帰京してからお友だちに話したら、遠くからもお客さんの来る有名店でした。当たりってことね。
梅雨ゆえ、初日夕方から早くもスコールのような、ほとんど豪雨。
アジアだ！
夜は、今回別のツアーで来ている「エバックウクレレ教室ウクレレ合宿チーム」のみなさんと合流。
ビーチBBQが場所変更で屋内になったけれど、地元の方々ともご一緒できた何ともディープで楽しい夜でした。
往復の便もホテルも別にしたけど、チームのみなさんには、この後もところどころに合流させてもらい
お世話になりました。
特にエクセレントな幹事のRちゃん、ありがとう。
夜の部をアレンジしてくださったRちゃんのお知り合いNさんにも感謝でございます。
何故沖縄かと言うと....
CD「ララバイズ」収録の”童神”をレコーディングする前に、ウチナーグチ（沖縄方言）のレクチャーを受けました。
それが2013年9月のこと。
元気になったら、教えてくださった沖縄の歌手、島幸子さんにお礼に伺いたいとずっと考えていました。
また、リリース後に島さんが「かおるちゃん、那覇でもCD売ってもらうといいよー」と国際通りにある
「高良レコード店」を紹介してくださいました。
販売していただいて既に一年余り、こちらにも直接ご挨拶に来たかったのです。
夏前にひとりで沖縄を訪ねるべく日程を考え始めた頃（つい最近）。
ウクレレのエバック氏から「6月あたまにウクレレ合宿で沖縄行くかも。ライブもするからその時期に
行くってのはどう？」とお誘いが。
沖縄でライブ？！、これはそそられますね。
ということで、えいやっと決めました。
ほんの半年前までオソロシイ劇薬で治療していたし，まだ副作用もある、間質性肺炎が治ったのも年末。
しかも告白しますが、ひとりで飛行機乗る国内旅行したことないってのに。
じゃらんのサイトで最後のクリックとかけっこう緊張しました(^^;)。
大病はひとを強くするねえ(^^;)。
古いけれど、リゾートホテルのポイント押さえた良いホテルでした。
建ったの1975年て言うと、沖縄ブームの始まる頃かな？
ふつうに咲き乱れる南国の花。
昼間はひとりでお部屋で過ごす時間も多かったけれど、波や雨の音を聞きながらぼーっとできるしあわせ。
風に揺れる椰子の木を眺めながらウクレレ弾いたりしていました。
やっぱり沖縄は特別な場所です。
来てよかった。
エバック講師より「一体感出るしウクレレワークショップ出たら？」とのことで参加。
人生初のウクレレワークショップは楽しかった。
二日目の夜は地元の三線プレイヤーの方主催「三線とウクレレの夕べ」ライブ。
ライブ会場は、国道58号沿いにある「我空我空（わんからわんから）」というレストラン。
Kaolu&EbAkは第二部。
着てるのは、その朝ホテルの売店で購入したワンピース。
三線の方と一緒に「童神」「安里屋ユンタ」を。
ありがとうございます。
エバックはライブタイトル通り、かなりな曲数コラボレーション。
チューニングが難しい中、さすが！
来年もあるなら、三線で参加しそうな勢いです。
Kaolu&EbAk、楽しくできました。
名幹事Rちゃんは美しいフラの踊り手でもあるので1曲一緒に。
梅雨の恩納村でHanalei Moon。
昼間のWSで習った曲をウクレレ生徒さんチームが披露することになり、わたしも参加（これも一体感の一環か！）。
ハワイもかつての琉球王朝のように王国だった話をして、コーナー最後の曲はKawika。
南国の雨が強く降る中、那覇から1時間の海沿いのお店でウクレレをかき鳴らしながらハワイの歌を歌う。
元気になってよかったぜ！
エバック、お誘いありがとう。
ライブ後、合宿チームのみなさんは地元の人オンリーの面白そうなバーに繰り出していきました。
わたしは、わたしの方のホテルで降ろしてもらい、そのままお部屋へ。
深夜のバーも部屋飲みも、元々大好き。
でも来れただけでも良かったのだからムリはしない。
みなさんはシュノーケリングや美ら海水族館などアクティブにエンジョイしてました。
日曜日は、今回の旅の本題のために早めにチェックアウトしてリムジンバスで那覇へ。
大事な用事がなぜか最終日になるって、旅ではたまにありますね。
朝ごはんを食べるレストランからの風景。
待ち合わせは国際通りにある「高良レコード店」。
まだ数時間あるけど、お店にご挨拶したいからまずは寄ってみた。
やっとお会いできましたレコード部責任者の高良雅弘さんと。
ハードロック好きという共通点がFBで判明しているので、業務の話そこそこに90年代の日本のビジュアル系バンドの
話題になる。
そしてなんと！約一年前にお預けしたCD「ララバイズ」10枚が完売していました。
試聴スタンドに置いてくださってると聞いてたので、その証拠写真を撮ろうと思ったら「ちょうどおととい最後の
一枚売れたので今は在庫なしです」とのこと。
ああ、なんとありがたいことでしょう！
観光地だから試聴した外国の方も買っていきましたよ、と。
沖縄でほぼ無名のカオル＆エバックだというのに、うれしいなあ。
琉球民謡、演歌からビジュアル系、ハードロックまで、全ジャンルが網羅されてる店内。
ポスター見るだけで楽しい。
隣は楽器店になっていて、これまたドラム、エレキから三線まで、充実しています。
バンド少年・少女たちがたむろっていました。
みんながんばれよ！（昭和のバンド少女からエールを）。
高良さんにどこがいいかお尋ねして教えてもらい、ひとりで沖縄そばの「かどや」へ。
美味でした。
その後、やはり高良さんがオススメしてくれたロックグッズのお店「RUBY TUESDAY」へ。
店名から察するとおり、オーナーの方はマニアックなローリング・ストーンズファン。
ロック話に花が咲きました。
ストーンズ来日が夢のようだった頃を知る最後の世代、語り継がなければ（と、勝手に決心）。
この時点で、那覇着いてからなぜかずっとロックモード！（笑）。
街を散策して、待ち合わせ時間にまた高良レコードへ戻る。
1年半ぶりにお会いできました島幸子さんと。
CD完売を喜んでくださいました。島さんが紹介してくれなければあり得ないお話です。
ありがとうございます。
エバックも合流してウクレレ売り場で記念撮影。
エバ様はまたウクレレチームに戻っていきました。
この後、島さん高良さんと3人で、沖縄にしかないA&Wで語り合う。
高良さんの自宅ロックコレクションルームもチラッと見せてもらう。
飛行機の時間ギリギリまでいて、島さんが空港まで送ってくださいました。
島さんはお喋りしてると普通の方ですが、その歌声を聞くと天からの使いのようです。
楽器も、三線、ウクレレ、サンレレ、スラックキーギターなどなど。
いつか島さんをお招きしたライブをこちらでできたらなと考えています。
1年半前もそう思ってたのに、自分の病気が判明してできなくなってしまいました。
もうちょっとパワーがついたら考えます。
島さんは8/9に国立劇場おきなわでの「芸歴四十周年記念公演」が控えているので、そのお話もいっぱい聞けました。
このコンサートは、島さんの故郷である伊是名島の尚円王生誕六百年祝宴・ハワイ壮行も兼ねた大きなもの。
島さん作の曲を奏でるため、たくさんの沖縄のミュージシャンも出演します。
わたしもお祝いに伺おうと思っています。
ご成功を心からお祈りいたします。
ということで、短い沖縄の旅でした。
移動は限られたし、沖縄行ったら必ず訪ねる戦跡なども行けませんでした。
疲れすぎないように、お年寄りかっていうくらいのゆったりスケジュール。
でもそれが功を奏してか、なんだかいつもと違う沖縄を体験できました。
たった三日間でも、沖縄という土地の持つ優しい力を何度も感じました。
8月に再訪予定。
久高島に行けたらいいなあ。
