せっかくなので、うちの舞妓さんにもう少し京都を案内してもらいますね。
お参りしているのは「八坂庚申堂」さん。
庚申とは干支(えと) 庚(かのえ)申(さる)の日を意味するそうで…詳しくは八坂庚申堂さんのHPをご覧になって下さいね。
京都には神社仏閣がたくさんあって観光で行ったぐらいでは、なかなか把握できませんねぇ。
うちの舞妓さんが手にしているのは、「くくり猿」です。
「くくり猿」とは、お猿さんが手足をくくられて動けない姿を表しているそうです。 お猿さんの姿を人間の欲望にたとえ、人間の中にある「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているとのこと。
くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は、欲を一つ我慢することなんだそうです。
欲深い私は、なるほど!と反省の意味も込めお参りしてきました。
豊臣秀吉の菩提を弔う為に正室のねねが建立した「高台寺」もこの辺りです。
春の夜間特別拝観の時期で、方丈庭園の枝垂れ桜も咲き始め、妖艶な姿を見る事ができました。
高台寺「掌美術館」小じんまりとした美術館ですが、高台寺ゆかりの名品を見る事ができ興味深かったです。
桃山時代の調度品、当時の記録…教科書でしかしらなかった「ねね様」を身近に感じるような美術館です。
本当に京都は奥深い!自分の勉強不足を実感した旅でもありました。