日々妄想で暴走

萌えを追いかけ生きてゆく

退屈娘は更生できない (CV.土門熱&千渡レナド)

2021年08月03日 | 土門熱

「寝取らせは性癖じゃありません。捨てられるイメトレをしてるんです(葵)」
「あいつの影響を受けすぎてるね。俺があんたを変えてやるよ(祥真)」
あなたは非常に裕福な家に生まれ育ちながら、日々の生活に倦怠している。
そして、世話係・溝呂木葵(みぞろぎあおい)の監視下で自分探しをしている最中である。
今日も葵と共に街に出てみたものの、何にもときめきを見いだせない。
だが、移動中のタクシーの窓からディアボロを操る若者の姿を見た途端、妙に心を惹かれる。
彼・高良祥真(たからしょうま)に興味を持ったあなたを見て、
葵は祥真に暇つぶしの相手をさせることを思いつく。

シナリオ:天王洲藍 制作:Tunaboni Collections (2021年)

ツナボニさんで土門くんで複数モノでシナリオが天王洲さんとくれば、期待値上がりますよね。
結果、なんていうか、すごいのが来た感じ。

土門くん演じる葵が物凄く拗れたキャラクターで、色々背景ありすぎてちょっとびっくりした。
これはまた難易度の高い人だ…。

3人でするシーンがあったり、ヒロインを取り合ってるって構図はあるのに、これまで聞いてきた
複数モノと印象がなんか違う。
葵さん、心の底ではヒロインを物凄く欲してるし一人占めしたい、なんだったら閉じ込めておきたい、
っていう執着心がある感じなのに、祥真とのアメリカ行きを全力では止めてなかったし。


かつて、ファムファタで土門くんが教授とヒロインの思惑に絡めとられていく印象のあった
「加持くん」を演じてて、今回は教授ポジションが到来か!って聞きだして最初の頃は思ったんだけど、
話が進むにつれて彼がヒロインや祥真の言動に振り回させる場面が増えていき、その反応の仕方が
またなんていうか、ちょっと、愛おしくも感じるというね。
これも愛嬌の一種なのか、あるいみ、土門くんでしか聞けないものを聴かせてもらった気すらした。

祥真役のレナドくん、今回初聞きだったんだけど、根がまっとうっぽい雰囲気が出ててよい感じ。
何気に懐深そうな空気感もあってよい配置だったなぁと思った次第。

それにしても、まさか、種がない系のお兄さんがこういうジャンルで出現するとは思ってなかったわ。
「万に一つの可能性に掛けて」ってセリフが葵の口から出て、その理由と背景を理解した時、
彼の心の闇と捻じれ具合がより一層濃くなった気がして、ひやっとしたのは確かです。

いろいろあるもんですねぇ、このジャンルも本当に。
だから聞くのやめられない。


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