日々妄想で暴走

萌えを追いかけ生きてゆく

Blood Bride 第5夜 ディートリヒ&ヴィクトール (CV.テトラポット登&河村眞人)

2022年01月30日 | 複数キャスト

10年に一度、エーベルヴァインの王に嫁ぐ「花嫁」に選ばれたあなた。
しかしエーベルヴァインの城下町で生まれ育ったあなたは、
「花嫁」の真の役割が吸血鬼の王に捧げられる生贄でしかないとよく知っていた。
「花嫁」として捧げられた夜、エーベルヴァイン城であなたの前に現れたのは、
吸血鬼の王ディートリヒとその弟ヴィクトールだった。
怯えるあなたを前にディートリヒは、あなたを「二人共有の花嫁にする」と言い出して――。

シナリオ:穂乃みのり 制作:GOLD (2022年)

 

前作では個々での出会いがある作品の2キャラ明記の本作。
どう言うことだろうと思ったら、キャラ設定はだいたいそのままに、ヒロインちゃんと
出会うところからお話が始まり全く別ルートを辿ったエンディングを迎えました。
個々でのやり取りから3人プレイっていうのは特典版とかで時々あるけど、
出会いからやり直して3人プレイモノを聞かせるなんて珍しい展開のシリーズです。

さて、本作では3人プレイ一本の完遂ぶりです。個々だけのお話は特典で!という
仕様なのでまごうことなく「共有」されますよ、ヒロインちゃん。
初夜は気を失ったから二人とも完遂せずにいたけど、2度彼らとベットを
共にするシーンがあってどちらとも3人でする流れ。

ディートリヒ(テトラくん)が大体イニチアチブ取ってて、ヴィクトール(河村くん)は
従ってるし敬ってる感じはあるけど、性根からは負けてない感じで、譲らないトコも
ある弟君って感じ。
ヒロインちゃんをディートリヒよりかは幾分気遣いつつも、彼女の羞恥煽るし、
最後までちゃんと遂行しますしね。てか、たぶん、ヒロインちゃんの痴態にそそられて
堕ちた感じするなぁ~あの感じ。
そして、その堕ち方というか雰囲気すら高貴な感じでとてもおいしゅうございました。
兄に組み敷かれてるのを目前にして自分で自分を握り締めちゃうんですよ。
彼女に無体は真似はしたくないって思いでね。まぁ、結果、それを目の当たりにした
ヒロインちゃんディートリヒに促されて絆されて口でご奉仕するんですが。

ヒロインちゃんの快楽への堕ち具合もなんとなく納得いくとこにあったかなと。
吸血鬼の花嫁っていう要因以外に彼女が絆された部分が物語中で窺えたこともあって、
3人ですることにそこまで違和感を感じずに聴き終えられた印象。

複数プレイモノ、ジャンルとしては嫌いじゃないし、色々聞いてきたけど、
必然性というか、これは仕方ないって思える理由が実は欲しいトコもあって…。
特典とかのおまけ展開でならそこすっ飛ばすのもアリだけど、本編で3人でする意味ある?って
疑問が出てくるとちょっと興が冷めちゃうっていうかね。
いいんですよ、快楽に弱いヒロインちゃんだからでも、どっちの彼が選べないでも。
何かしら理由があって欲しいなぁ~って思ってしまうんですよ、変かもしれないけど。
その点、ここのヒロインちゃん、途中で自分からヴィクトールに手を伸ばしたから
能動的に思えて納得できた感じ。

さて、一番上に君臨してるディートリヒ様、彼のキャラ作りが前作よりも不遜で
威圧感のある雰囲気に変わっていたかな。
第一夜の時のディートリヒ様はクーデレ要素ありの孤独な王って感じ。
今回のディートリヒ様はデレの要素少なめでいちゃラブ度はあまりない感じ。
圧のある王気纏ってて命じることに慣れてる雰囲気だし、わりと強引に
ヒロインちゃん組み敷いちゃってますからね。

だもんで、前作と今作は別物だと思って聞くのが一番正しい気がします。
私的にはどっちのディートリヒ様もそれぞれ魅力的に感じたので大丈夫だったけど
前作のディートリヒ様に重きをおいて聞くとなんか嫌って思う人もいるだろうし。

特典の方はとりあえずディートリヒ様版を聴きました。
ディートリヒ様、自分から命じた「花嫁の共有」に大満足してるのかと思ったら、やっぱり
そうでもないかったのが、こちらで知れて聞き手のこっちは大満足ですよ。
本編でもなんとなく分かってたけど、独占したい感じがしっかり分かってニヤニヤでした。
ヴィクトールの憩いの場で吸血するわ、がっつり執着心みせるわで、ありがとうございますと
まずは申したい。
自分から言い出した「共有」に秘かに(秘かでもないか)後悔するとかさぁ…愛しいひとですよ。

複数プレイが大丈夫で様式美がお好きな方はどうぞよろしければ。
王様で独占欲ありなテトラくんと優しけど色気全開の河村くんは良きでありました。

 

ちなみにシリーズ他作品の感想は

ディートリヒ編(テトラポット登) 
ヴィクトール編(河村眞人) 
カイ編 (土門熱) 

 


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