Soccer Watcher ~KKのサッカー観戦記~

このBLOGでは、浦和レッズ、FC町田ゼルビアを中心に、日本サッカー界に関する様々な話題を掲載します。

天皇杯4回戦 浦和 vs 磐田 観戦記

2010-11-18 13:30:00 | 浦和レッズ

昨日は、第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会・4回戦が開催されました。
私は、埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズ vs ジュビロ磐田を観戦に行きました。


負傷者続出中の浦和

浦和は、最近再び負傷者が増えております。
MF細貝萌に加え、MF柏木陽介も14日(日)のJ1第30節・京都サンガF.C.戦で右太もも肉離れを起こして離脱してしまい、主力ボランチを2人とも欠くことになってしまいました。
昨日の試合では、MF鈴木啓太とMF堀之内聖が2ボランチを組みました。

昨日は、京都戦で途中出場により復帰し、試合を決定付ける得点を決めたMFポンテが先発出場を果たしました。
また、最近リーグ戦で2試合連続先発出場を果たしていた2種登録選手のDF岡本拓也は、昨日も先発出場しました。
更に、先週の練習中に負傷し、京都戦を欠場していたFWエスクデロ・セルヒオがベンチ入りしました。

浦和にとっては厳しいメンバー編成となりましたが、昨日は絶対に勝っておきたい試合でした。
浦和は今季、磐田とはリーグ戦で2回、ヤマザキナビスコカップで1回対戦しましたが、リーグ戦では2回とも敗れ、ヤマザキナビスコカップでは引き分けてしまいました。
そのため、昨日こそ勝っておきたいところでした。


浦和が先制し前半を折り返す

前半は、序盤から浦和のペースで進みました。
MFポンテが惜しいミドルシュートを放つなど、いくつか良いチャンスがありました。
しかし、なかなか得点を奪うことができませんでした。
逆に、時折カウンターからピンチを招く場面もありましたが、これはGK山岸範宏を中心とする浦和守備陣が抑えました。

42分、試合は動きました。
浦和が、カウンターから左サイドに展開していたMF高橋峻希にボールが渡り、高橋がゴール前にグラウンダーのクロスを送りました。
これを磐田・GK川口能活が弾きますが、それをFWエジミウソンが押し込み、浦和が先制点を挙げました。

前半ロスタイムには、相手のクロスからヘディングシュートを許してしまいますが、これは山岸がしっかりキャッチしました。

1-0の浦和リードで、前半を折り返しました。


先制点を守り切り浦和が勝利

後半に入ると、追い付くために得点が必要な磐田が積極的に攻め込んで来ました。
しかし、山岸のファインセーブや、相手が外してくれたこともあり、何とか失点を免れるという状態が続きました。
追加点がほしい浦和は、時々カウンターから相手ゴールに襲い掛かりますが、得点を奪うことはできませんでした。

磐田は、64分にMF西紀寛に代えてMF松浦拓弥を、75分にMF岡田隆に代えてFWジウシーニョを投入し、攻勢を強めました。
浦和は、途中でDF宇賀神友弥が負傷し、70分にDF平川忠亮と交代するというアクシデントがありましたが、代わって入った平川も無難なプレーを見せました。

83分、浦和はポンテに代えてMF濱田水輝を投入し、3ボランチにして守り切る態勢に入りました。
88分に、磐田はMF成岡翔に代えてFW荒田智之を投入し、パワープレーに出ました。
しかし、これを浦和守備陣が凌ぎ、試合終了となりました。
浦和は、天皇杯では優勝した第86回大会以来、4年ぶりの準々決勝進出となりました。


磐田からの非常に大きな今季初勝利

昨日の試合は、欲を言えば後半にもう1点取ってほしいところでした。
そうすれば、試合終盤をだいぶ楽に戦えたのではないかと思います。
しかし、トーナメント方式のカップ戦は、勝って次のラウンドに進むことが第一目標です。
負傷者続出という苦しい状況の中、勝てたことは本当に良かったです。

浦和にとって、ヤマザキナビスコカップ王者であり、今季一度も勝てていなかった磐田に勝てたことは、非常に大きいと思います。
選手達にも大きな励みになると思います。

昨日は、前半の途中から降り出した雨が後半に入ると強くなり、だいぶ冷え込みました。
しかし、昨日の勝利は私を熱くさせました。


この勝利を励みに、準々決勝・G大阪戦へ!

準々決勝の相手は、ガンバ大阪に決まりました。
試合は12月25日(土)に行われますが、試合会場、キックオフ時間共に現在のところ未定です。

G大阪は昨日、J2で現在首位であり来季からのJ1復帰が決まっている柏レイソルと対戦し、延長戦の末4-1で勝利しました。
天皇杯では、昨年と一昨年の大会で優勝しており、今年は史上初の3連覇を狙っています。
今季、G大阪は、ACLとヤマザキナビスコカップでは早々とで敗退してしまい、リーグ戦では現在首位・名古屋と勝ち点差10の3位であるため、優勝は非常に厳しい状況です。
そのため、天皇杯に対する意気込みは非常に強いと思います。

しかし、浦和は、ここで負ける訳には行きません。
なぜならば、天皇杯で優勝すれば来季のACL出場権を獲得できるためです。
リーグ戦で3位以内に入れば来季のACL出場権が与えられますが、現在9位の浦和は、3位・G大阪との勝ち点差は10あるため、リーグ戦で3位以内に入るのは非常に厳しい状況です。
そのため、天皇杯で優勝してACL出場権を獲得してほしいと思います。
また、2007年のACL以来タイトルを取っていない浦和にとって、久しぶりにタイトルを獲得するという意味でも、天皇杯は非常に重要な大会となります。
準々決勝のG大阪戦も、絶対に勝ってほしいと思います。


第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会・4回戦

2010年11月17日(水)19:02キックオフ 埼玉スタジアム2002

浦和レッズ 1-0(1-0、0-0) ジュビロ磐田

【得点者】
42分 エジミウソン

入場者数:11,129人





他の写真をご覧になりたい方は、『フォト蔵』にアルバムを作成しましたので、そちらをご覧下さい。
2010.11.17(Wed) 天皇杯4回戦 浦和 vs 磐田 in 埼スタ