第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会の全日程が、昨日終了しました。
今回は、その結果をまとめようと思います。
全国地域サッカーリーグ決勝大会(通称:地域決勝)とは、日本サッカー界の4部リーグに当たる地域リーグ(北海道、東北、関東、東海、北信越、関西、中国、四国、九州の9地域)の上位チームが集まり、3部リーグに当たるJFL昇格チームを決める大会です。
今年は、各地域リーグの優勝チームと、10月に開催された第46回全国社会人サッカー選手権大会(通称:全社)で4位になった福島ユナイテッドFC(東北リーグ1部)、日本サッカー協会から「Jリーグ加盟を標榜するクラブに対する優遇措置(通称:飛び級制度)」の適用が認められたS.C.相模原(神奈川県リーグ1部)、更に補欠枠としてさいたまSC(関東リーグ1部)を加えた計12チームによって行われました。
大会形式は、まず1次ラウンドが行われます。
1次ラウンドでは、12チームが4チームずつの3グループに分かれ、総当たり方式のリーグ戦を行います。
各グループの1位チームと、ワイルドカードとして2位の中で最も成績が良い1チームを加えた4チームが決勝ラウンドに進出します。
決勝ラウンドでは、1次ラウンドと同じく4チームで総当たり方式のリーグ戦を行います。
決勝ラウンドで2位以内に入ったチームは、来年のJFL昇格が決定します。
また、3位となったチームはJFL下位チームとの入れ替え戦進出となり、入れ替え戦で勝利すればJFL昇格となります。
ちなみに、1次ラウンド、2次ラウンド共に試合方式には若干特徴があります。
90分以内で勝敗が決定しない場合、PK戦を行います。
これは、PK戦を行うことにより順位を決めやすくするための措置だと言えます。
90分以内で勝利したチームには勝ち点3、PK戦で勝利したチームには勝ち点2、PK戦で敗れたチームには勝ち点1、90分以内で敗れたチームには勝ち点0が与えられます。
1次ラウンドは11月21日(日)~23日(火)にかけて行われ、以下の4チームの決勝ラウンド進出が決まりました。
・Aグループ1位:Y.S.C.C.(関東リーグ1部1位)
・Bグループ1位:三洋電機洲本(関西リーグ1部1位)
・Cグループ1位:カマタマーレ讃岐(四国リーグ1位)
・Dグループ1位:AC長野パルセイロ(北信越リーグ1位)
決勝ラウンドは12月3日(金)~5日(日)にかけて、市原緑地運動公園臨海競技場(千葉県市原市)で行われました。
各試合結果は、以下の通りです。
○1日目:12月3日(金)
Y.S.C.C. 1-2 三洋電機洲本
カマタマーレ讃岐 0(7PK6)0 AC長野パルセイロ
○2日目:12月4日(土)
Y.S.C.C. 2-3 カマタマーレ讃岐
三洋電機洲本 0-4 AC長野パルセイロ
○3日目:12月5日(日)
Y.S.C.C. 0(3PK1)0 AC長野パルセイロ
三洋電機洲本 0-1 カマタマーレ讃岐
この結果、決勝ラウンドの順位は以下の通りとなりました。
1位 カマタマーレ讃岐
2位 AC長野パルセイロ
3位 三洋電機洲本
4位 Y.S.C.C.
見事優勝を果たしたカマタマーレ讃岐は、全社に続く優勝となりました。
これで、昨年の松本山雅FCに続き、2年連続で全社優勝チームが地域決勝でも優勝を果たすという結果になりました。
1位・カマタマーレ讃岐と2位・AC長野パルセイロは、来年のJFL昇格が決定しました
カマタマーレ讃岐、AC長野パルセイロ共におめでとうございます
来年のJFLでの健闘を期待したいと思います。
3位・三洋電機洲本は、今季のJFL17位・アルテ高崎との入れ替え戦に挑むことになります。
入れ替え戦の詳細は、近日中に日本サッカー協会から発表される予定です。
4位・Y.S.C.C.は、昨年に続いて2年連続で決勝ラウンドに進出しましたが、またも決勝ラウンドでの敗退となってしまいました。
来年も関東リーグ1部で戦うことになってしまいましたが、来年こそJFL昇格を期待したいと思います。
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