Soccer Watcher ~KKのサッカー観戦記~

このBLOGでは、浦和レッズ、FC町田ゼルビアを中心に、日本サッカー界に関する様々な話題を掲載します。

2010年オフ 浦和レッズ 第1回補強中間考察

2010-12-14 15:02:40 | 浦和レッズ
先週辺りから、Jリーグ各クラブの選手の移籍情報が続々と発表されております。
浦和レッズも、補強を着々と進めており、新加入選手と退団選手が発表されました。
また、ゼリコ・ペトロヴィッチ氏が新監督に就任し、新体制も発表されました。
まだ途中段階ですが、ここで「2010年オフ 浦和レッズ 第1回補強中間考察」と題し、補強状況の考察を行いたいと思います。

現段階で発表されている浦和の来季新加入選手と退団選手は、以下の通りです。


○新加入選手
DF 永田充 (←アルビレックス新潟)
DF 堤俊輔 (←ロアッソ熊本(復帰))
DF 野田紘史 (←ファジアーノ岡山(復帰))
DF 岡本拓也 (←浦和レッズユース)
MF マルシオ・リシャルデス (←アルビレックス新潟)
MF 小島秀仁 (←前橋育英高校)

○退団選手
DF 橋本真人 (→未定(栃木SCへ期限付き移籍中))
DF サヌ (→1.FCケルン(復帰))
DF 永田拓也 (→ザスパ草津(期限付き移籍))
MF ポンテ (→未定)
MF 林勇介(→ザスパ草津)

○新体制
監督:ゼリコ・ペトロヴィッチ(新任)
ヘッドコーチ:アドリエ・ボヘルス(新任)
コーチ:広瀬治(新任)
GKコーチ:土田尚史
アシスタントコーチ(分析担当):長嶺寛明(新任)


今季一番の問題点であったセンターバックは、アルビレックス新潟からDF永田充を獲得しました。
永田は身長184cmと長身であり、今季の弱点であった守備陣の高さ不足の解消が期待されております。
今年の9月には日本代表に選出され、9月7日(火)に行われたグアテマラ戦で途中出場し、代表デビューを果たしました。
2014年のブラジルワールドカップ出場に向けて、まずは代表定着を目標としております。

今季限りで退団するMFポンテの後釜としては、新潟からMFマルシオ・リシャルデスを獲得しました。
マルシオ・リシャルデスは、2007年に新潟に加入して以来、新潟の攻撃の中心として活躍しました。
今季は、リーグ戦26試合16得点という成績を残し、Jリーグベストイレブンにも選出されました。
浦和でも、新たな攻撃の中心選手として、今季以上の活躍を期待したいと思います。


現時点では、センターバックと攻撃的MFは即戦力獲得に成功しました。
また、最近2年間の弱点であった左サイドバックも、DF堤俊輔とDF野田紘史の復帰により、選手層が厚くなりました。
後は、ボランチとセンターフォワードに補強が必要だと思います。

ボランチは、9月にMF阿部勇樹がレスター・シティFC(イングランド)に移籍して以来、攻撃的MFが本職のMF柏木陽介をコンバートして使い、凌ぎました。
今オフにはMF細貝萌の海外移籍も噂されているため、選手層に不安があります。
そのため、即戦力となる選手が最低1人はほしいところです。
現在、MF今野泰幸(FC東京)とMF谷口博之(川崎フロンターレ)にオファーを出しているらしいですが、今野はFC東京への残留を決意したらしく、谷口は横浜F・マリノスへの移籍が有力らしいので、どうなるのでしょうかね

センターフォワードは、今季はFWエジミウソンが全試合に出場しましたが、来季もエジミウソン頼みではきついです…。
やはり、ポストプレーができる長身FWが必要だと思います。
そうすれば、エジミウソンの負担も減ると思います。
現在、外国籍選手枠が1つ余っているため、それをここに使う可能性も考えられます。


以上、「2010年オフ 浦和レッズ 第1回補強中間考察」とさせて頂きます。
と言いましても、全然考察になっていませんが

今後も、来季のチームが始動するまでに、まだ動向があると思います。
そのため、逐次情報収集を行いたいと思います。
ある程度まとまりましたら、また第2回を行いたいと思います。

第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会終了

2010-12-06 13:00:00 | 地域リーグ

第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会の全日程が、昨日終了しました。
今回は、その結果をまとめようと思います。


全国地域サッカーリーグ決勝大会(通称:地域決勝)とは、日本サッカー界の4部リーグに当たる地域リーグ(北海道、東北、関東、東海、北信越、関西、中国、四国、九州の9地域)の上位チームが集まり、3部リーグに当たるJFL昇格チームを決める大会です。
今年は、各地域リーグの優勝チームと、10月に開催された第46回全国社会人サッカー選手権大会(通称:全社)で4位になった福島ユナイテッドFC(東北リーグ1部)、日本サッカー協会から「Jリーグ加盟を標榜するクラブに対する優遇措置(通称:飛び級制度)」の適用が認められたS.C.相模原(神奈川県リーグ1部)、更に補欠枠としてさいたまSC(関東リーグ1部)を加えた計12チームによって行われました。


大会形式は、まず1次ラウンドが行われます。
1次ラウンドでは、12チームが4チームずつの3グループに分かれ、総当たり方式のリーグ戦を行います。
各グループの1位チームと、ワイルドカードとして2位の中で最も成績が良い1チームを加えた4チームが決勝ラウンドに進出します。

決勝ラウンドでは、1次ラウンドと同じく4チームで総当たり方式のリーグ戦を行います。
決勝ラウンドで2位以内に入ったチームは、来年のJFL昇格が決定します。
また、3位となったチームはJFL下位チームとの入れ替え戦進出となり、入れ替え戦で勝利すればJFL昇格となります。

ちなみに、1次ラウンド、2次ラウンド共に試合方式には若干特徴があります。
90分以内で勝敗が決定しない場合、PK戦を行います。
これは、PK戦を行うことにより順位を決めやすくするための措置だと言えます。
90分以内で勝利したチームには勝ち点3、PK戦で勝利したチームには勝ち点2、PK戦で敗れたチームには勝ち点1、90分以内で敗れたチームには勝ち点0が与えられます。


1次ラウンドは11月21日(日)~23日(火)にかけて行われ、以下の4チームの決勝ラウンド進出が決まりました。

・Aグループ1位:Y.S.C.C.(関東リーグ1部1位)
・Bグループ1位:三洋電機洲本(関西リーグ1部1位)
・Cグループ1位:カマタマーレ讃岐(四国リーグ1位)
・Dグループ1位:AC長野パルセイロ(北信越リーグ1位)


決勝ラウンドは12月3日(金)~5日(日)にかけて、市原緑地運動公園臨海競技場(千葉県市原市)で行われました。
各試合結果は、以下の通りです。

○1日目:12月3日(金)
Y.S.C.C. 1-2 三洋電機洲本
カマタマーレ讃岐 0(7PK6)0 AC長野パルセイロ

○2日目:12月4日(土)
Y.S.C.C. 2-3 カマタマーレ讃岐
三洋電機洲本 0-4 AC長野パルセイロ

○3日目:12月5日(日)
Y.S.C.C. 0(3PK1)0 AC長野パルセイロ
三洋電機洲本 0-1 カマタマーレ讃岐


この結果、決勝ラウンドの順位は以下の通りとなりました。

1位 カマタマーレ讃岐
2位 AC長野パルセイロ
3位 三洋電機洲本
4位 Y.S.C.C.

見事優勝を果たしたカマタマーレ讃岐は、全社に続く優勝となりました。
これで、昨年の松本山雅FCに続き、2年連続で全社優勝チームが地域決勝でも優勝を果たすという結果になりました。

1位・カマタマーレ讃岐と2位・AC長野パルセイロは、来年のJFL昇格が決定しました
カマタマーレ讃岐、AC長野パルセイロ共におめでとうございます
来年のJFLでの健闘を期待したいと思います。

3位・三洋電機洲本は、今季のJFL17位・アルテ高崎との入れ替え戦に挑むことになります。
入れ替え戦の詳細は、近日中に日本サッカー協会から発表される予定です。

4位・Y.S.C.C.は、昨年に続いて2年連続で決勝ラウンドに進出しましたが、またも決勝ラウンドでの敗退となってしまいました。
来年も関東リーグ1部で戦うことになってしまいましたが、来年こそJFL昇格を期待したいと思います。


第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会|大会・試合|日本サッカー協会


J1第34節 浦和 vs 神戸 プレビュー

2010-12-04 11:00:00 | 浦和レッズ

今日は、J1第34節が開催されます。
浦和レッズは、ホームでヴィッセル神戸と対戦します。
会場は埼玉スタジアム2002で、15:34キックオフです。


今季のJ1リーグ戦も、遂に最終節となってしまいました。
最終節、浦和はホームに神戸を迎えます。

浦和は、今日はDF山田暢久が累積警告により出場停止となります。
また、前節・川崎フロンターレ戦で負傷してしまったMFサヌも、今日の試合を欠場します。
しかし、この2人に代わって出場する選手が高いパフォーマンスを見せてくれることを期待したいと思います。


今日の対戦相手である神戸は、今季は成績が振るわず、残留争いを強いられております。
現在、降格圏内の16位に低迷しており、今日敗れれば来季のJ2降格が決まってしまいます。

しかし、終盤になり、リーグ戦6試合負け無しと調子を上げて来ております。
第30節・アルビレックス新潟戦後にFW大久保嘉人が負傷してしまいましたが、その影響を感じさせない結果を残して来ました。

前節のホームでの清水エスパルス戦は、75分にMF田中英雄が2枚目の警告で退場処分となり、数的不利に陥ってしまいましたが、83分にDF茂木弘人が決勝点を挙げて見事勝利を収めました。
明日は、清水戦で退場処分を受けた田中が出場停止となりますが、控え選手のモチベーションも高いため、その穴をしっかり埋めるだろうと考えられます。

神戸は、今日の試合で勝利し、尚且つ勝ち点1上回る15位・FC東京が引き分け以下となればJ1残留が決まります。
そのため、神戸は絶対に勝つという意気込みで挑むだろうと予想されます。


浦和にとっても、今日は絶対に負けられない試合となります。

今日の試合は、浦和にとって今季のホーム最終戦となります。
絶対に勝利し、良い形でリーグ戦を終えてほしいと思います。

浦和は、11月29日(月)にフォルカー・フィンケ監督の今季限りでの退任が発表されました。
そのため、今日の試合は、フィンケ監督が埼玉スタジアムで指揮を執る最後の試合となります。
フィンケ監督がこの2年間で作り上げて来たチームの成果を発揮するためにも、今日は選手達には全力で戦ってほしいと思います。

浦和は、今日の試合で勝利を収め、25日(土)に行われる天皇杯準々決勝・ガンバ大阪戦に向けて弾みを付けてほしいです。


私は、今日は都合が悪いため観に行けません
しかし、いつも通り精一杯浦和を応援します


今季のFC町田ゼルビアを振り返って

2010-11-30 20:30:00 | FC町田ゼルビア

11月28日(日)を持ちまして、第12回JFLの全日程が終了致しました。
そこで、今回は、今季のFC町田ゼルビアについて振り返りたいと思います。


町田は、今季、本当に良く頑張ったと思います。
シーズン序盤の快進撃は、本当に素晴らしいもので、昨年からの成長を印象付けました。
シーズン中盤、なかなか勝てない時期もありましたが、そんな時も選手達は自信を失わずに戦い続けました。
9月上旬、Jリーグ入会予備審査で「今季は入会条件を満たしていない」と通知された後も、選手達や相馬直樹監督はモチベーションを保ち続け、1つでも上の順位でシーズンを終えようと必死になって戦い続けました。

初出場となった天皇杯では、2回戦でJ2・東京ヴェルディを下し、町田の歴史に残る金星を挙げました。
3回戦ではJ1・アルビレックス新潟に敗れはしましたが、1点を奪い、相手をかなり苦しませました。

リーグ戦では、首位・ガイナーレ鳥取が独走状態に入ったこともあり、早い段階で優勝争いから脱落してしまいましたが、それでも、JFL参入2年目で3位という成績は見事だと思います。


今季の町田の問題点を言うならば、攻撃が手詰まりになった時の打開策が乏しかったことでしょうか。
FW勝又慶典、FW木島良輔の俊足2トップは驚異的であり、調子が良い時は大量得点を挙げました。
しかし、この2人が調子を落としたときの打開策が少なく、途端に得点できなくなるという事態に陥ってしまいました。
控えFWが山腰泰博のみというのは、非常に心許ないと思います。

来季に向けて、どうしても得点が必要な時にパワープレーに出られるよう、ポストタイプの長身FWを獲得してほしいと思います。


私は、今季、町田の試合は天皇杯を含めて12試合観戦しましたが、どの試合でも選手達は勝利を求め、本当に必死になって戦っていました。
今季の町田は本当に素晴らしいチームだったと思います。

感動をありがとう、町田ゼルビア!


オフシーズンの選手や監督の去就についてはまだ分かりませんが、来季は今季のチームをより発展させ、更に素晴らしいチームになってほしいと思います。
来季は、JFLで優勝できるチームになってほしいです。
そして、来季こそは、Jリーグ入会が達成できることを願っております。


JFL後期第17節 びわこ vs 町田 レビュー

2010-11-29 10:26:04 | FC町田ゼルビア

昨日は、JFL後期第17節が開催されました。
FC町田ゼルビアは、アウェイでMIOびわこ草津と対戦しました。
会場は東近江市布引運動公園陸上競技場(布引グリーンスタジアム)で、13:00キックオフでした。
私は観に行ってみませんが、昨日の試合について簡潔にまとめます。


町田は前節、2位を懸けてホームでSAGAWA SHIGA FCと対戦し、先制しながらも終了間際に追い付かれ、惜しくも引き分けてしまいました。
その町田は、今季を2位で終わるためには、昨日は絶対に勝利し、尚且つSAGAWAが引き分け以下に終わることが必要でした。
また、昨日は今季のJFL最終節であったため、町田にとっては、勝利し、良い形でシーズンを終えたいところでした。


前半開始早々、試合が動きました。
3分、びわこがFW木下真吾の得点により早くも先制しました。
いきなり先制されてしまった町田ですが、その後は徐々に持ち直しました。
3分、MF鈴木崇文の得点で同点に追い付きました。
更に、8分にはFW勝又慶典が決め、早い時間に逆転することに成功しました。
29分にはFW木島良輔が得点し、1-3としました。
ここまでは町田が上手く試合を進めましたが、その後、流れが変わってしまいました。
木島の得点からわずか2分後、MF伊藤和也に決められ、びわこが1点を返しました。
更に、39分にはFW阪本晃司に決められ、町田は短時間で同点に追い付かれてしまいました。
前半は、3-3で折り返しました。

後半開始から、町田はMF酒井良に代えてMF北井佑季を投入しました。
69分には、MF鈴木崇文に代えてFW山腰泰博を投入し、勝ち越し点を奪いに行きました。
しかし、79分、びわこの伊藤にこの日2ゴール目を決められ、町田は逆転を許してしまいました。
逆転された直後の82分、町田はDF久利研人に代えてDF斎藤広野を投入し、最後の交代枠を使いました。
その後も、町田は得点を取るべく攻め続けましたが、結局ゴールは奪えず、試合終了。
点の取り合いとなったこの試合で、町田は4-3で敗れてしまいました。


昨日の敗戦により、町田の今季最終順位は3位となりました。
昨日、2位・SAGAWAがホームでツエーゲン金沢と引き分けたため、町田は勝っていれば2位に浮上できただけに、非常に悔しいです。
ただ、今は1年間頑張った選手達を称えたいと思います。

今季の町田についての感想はまた改めてまとめますが、今季の町田は本当に素晴らしいチームでした。
来季は、更に素晴らしいチームになり、今季以上の結果を残してほしいと思います。


JFL後期第17節

11月28日(日)13:00キックオフ 東近江市布引運動公園陸上競技場(布引グリーンスタジアム)

MIOびわこ草津 4-3(3-3、1-0) FC町田ゼルビア

【得点者】
3分 木下真吾(びわこ)
8分 鈴木崇文
11分 勝又慶典
29分 木島良輔
31分 伊藤和也(びわこ)
39分 阪本晃司(びわこ)
79分 伊藤和也(びわこ)

入場者数:1,788人