ウェブログ

活動の予定や報告、リレーコラム「真実の世界」など

『水俣にて』

2006-03-17 | 真実の世界
3月14~17日朝まで、水俣フィールドトリップと称して関西の2人の先生方と4人の青年で水俣に行ってきました。といっても,私は一足先に帰ってきたので最終日にどんなことが会ったのかはわからないんですけど。

水俣。その土地名を聞いて思い浮かべるのはヤッパリ『水俣病』です。
今回の旅では水俣病の患者さんや支援者の方と会うと知っていたのに、全く予習をせずに乗り込んでしまいました。みんな本とか読んでてすごいなぁ~と。学生時代に習った水俣病についての知識を思い出してみたり。でもあんまり覚えていなかったり。
正直な話、何で水俣まできてしまったのか良くわかりません。
何かを学ばなくちゃ!という迫られるような気持ちもなく、そこに行かなくてはだめだ!というような焦りもなく。ただ、大好きな先生が水俣で何かに出会い、それが彼女にとってすごく大切な物だ、ということを何となく感じていました。大好きな先生を捕らえて離さない程の何が水俣にあるのかなぁ、それを知りたいなぁと、そんな気持ちで夜勤明けの体を引きずりながら水俣入りしました。

水俣では、晴天の中、みかんを狩らせてもらったり出荷作業を手伝わせてもらったり。軽トラの荷台に乗って海とかみかん山の上の方に連れて行ってもらったり。夜中には綺麗な月を見たり(残念ながら星はあんまり見えなかったけど)。普段、室内で仕事をしている分、太陽の下で働くことがリフレッシュになりました。仕事のこととか、進路のこと、青年会のことなんかも考えながらみかんを狩っていたんだけど、自問自答をしながらゆっくりと考えることが最近なかったかも、なんてことに気づかされました。ちなみに途中から、そんなこと考えられないくらいみかん狩りに夢中になってしまいましたが。

私たちが滞在した地域は水俣病の患者がたくさん出た地域でした。
水俣に行って、初めて水俣病がまだ終わっていないことを知りました。
今までは知らなかったり、知っていてもリアルでなかったことが、実際に水俣の海を見たり、埋め立てられた土地を見たり、水俣で生きている人たちに会ったりする中で、少しだけリアルになったかも。そこに行って実際に出会う、ってすごく大事だと思いました。

出会い、ということを大切にしたいと思いました。
関心を持って、実際に会ったり行ったり話したり。そんな関わりを通して、いろんな人や物や出来事に出会えたら、と思います。水俣で起こった出来事に関心を持って、そこで一緒に生きたり、同じ時を過ごしたり、その出来事を考え続けたりしている人たちに出会えて、そんなことを思いました。知り合っている・知識として知っている、ということは、もしかしたら本当は出会っていない、ということになるんじゃないかなぁ。

神様のこと、イエス様の十字架の救いのこと。そのこととも、知識として知っているだけではなくて、もっともっと出会いたいと思いました。
水俣の人たちに会いに、また水俣に行きたいです。次は恋路島でキャンプとか?

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さゆりん)
2006-03-18 08:46:32
 ご同行できて感謝です。水俣に行かなければわからないことはあるけれども、水俣にいなくてもここで出来ることもあると感じました。こんどは、熱い日差しの中で、成長するみかんの世話の季節に、あの海の水に触り、漁船が行き来するのを見たいですね。
返信する