最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

怖いキャッチフレーズ

2005年08月05日 | 感じること
今日の朝日新聞に一ページの全面広告がありました。
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およそ5000万人が死んで、今の日本国憲法が生まれた。
「憲法を変えて戦争へ行こう」という世の中にしない
ための18人の発言。(岩波書店)
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読売新聞,産経新聞にも一ページの全面広告。
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見上げれば爆撃機が飛んでこない青い空
「憲法を変えて戦争へ行こう」という世の中にしない
ための18人の発言。(岩波書店)
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と、ありました。
民間人を合わせ、第二次世界大戦で5000万人が死んだ
とのことですが、それと日本国憲法が生まれたこととは
関連が何も見当たりません。
それに憲法を変えたら直ちに戦争が始まるような短絡した
表現には驚きと嫌悪感さえ感じます。
今の憲法の前文中「平和を愛する諸国民の公正と信義に
信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」
(今の北朝鮮や中国にそのような信頼がおけますか)
第9条の2項に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持
しない」(自衛隊には戦力がないとでもいうのですか)
このような矛盾の解決のためにも、アメリカの占領下に
おいて、どさくさに制定された憲法を廃止し、日本の国
および国民が胸を張り堂々と生きていくに相応しい憲法を
新たにつくるべきです。
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