一昨日はお世話役をさせて頂いている「21世紀の金曜会」で、
合田實さんから中国事情について、興味深深のお話を聞くことが
できました。
合田さんは25年前に刺繍の加工場を深せんでスタート、加工
した製品は主にアメリカへ輸出。今日まで様々な難関を乗り越え
ビジネスを軌道に乗せることに成功されました。
このたび、「CHINAビジネス奮闘記」を清風堂書店からも
出版。そこで感じた要点を・・・。
1・日本の変化も激しいですが、中国は政治・経済などの変化が
もっと激しい。
2・営業許可に期限があり、深せんの工場は期限到来を期に撤退
をしたこと。(蘇州、青島には別に工場があり)
3・アメリカは世界各地の有望な地域でもの作りや、購買先を選
んでおり、ビジネスのやり方は正にグローバルである。
4・海外進出をするとき、みな入口のことは考えるが、出口つま
り撤退の時にはどうなるか、殆ど考えない。(インドは外資の
投資を歓迎しているが、撤退のとき投資した資金を国外に持ち
出せない)
5・従業員に不満があると、集団になり、時にはストライキなど
で要求を通そうとする。役所は仲裁役となるときも。
6・企業側に法律違反などがあり、事件となって罰金が科せられ
ると、その10%を通告者がもらえる制度がある。
7・労働事情も最近では地域によってかなり人手不足のところも
おこりつつある。
8・蘇州工場の6割くらいは中国の国内向けの生産である。
9・電力事情はかなり悪く、週に4日間も停電というときもあり、
今後の石油価格の高騰がどのように影響するか心配。
10・総じて日本における経営に比べ、かなりリスクが高い。
以上の詳しいことは、上記の著書をお読み下さい。
いずれにせよ、1985年のプラザ合意によって、急速な円高
になったとはいえ、思いきって工場の中国への移転を決断され、
これを軌道に乗せられた勇気、才覚、忍耐に大いに敬意を払いた
いと思いました。
合田實さんから中国事情について、興味深深のお話を聞くことが
できました。
合田さんは25年前に刺繍の加工場を深せんでスタート、加工
した製品は主にアメリカへ輸出。今日まで様々な難関を乗り越え
ビジネスを軌道に乗せることに成功されました。
このたび、「CHINAビジネス奮闘記」を清風堂書店からも
出版。そこで感じた要点を・・・。
1・日本の変化も激しいですが、中国は政治・経済などの変化が
もっと激しい。
2・営業許可に期限があり、深せんの工場は期限到来を期に撤退
をしたこと。(蘇州、青島には別に工場があり)
3・アメリカは世界各地の有望な地域でもの作りや、購買先を選
んでおり、ビジネスのやり方は正にグローバルである。
4・海外進出をするとき、みな入口のことは考えるが、出口つま
り撤退の時にはどうなるか、殆ど考えない。(インドは外資の
投資を歓迎しているが、撤退のとき投資した資金を国外に持ち
出せない)
5・従業員に不満があると、集団になり、時にはストライキなど
で要求を通そうとする。役所は仲裁役となるときも。
6・企業側に法律違反などがあり、事件となって罰金が科せられ
ると、その10%を通告者がもらえる制度がある。
7・労働事情も最近では地域によってかなり人手不足のところも
おこりつつある。
8・蘇州工場の6割くらいは中国の国内向けの生産である。
9・電力事情はかなり悪く、週に4日間も停電というときもあり、
今後の石油価格の高騰がどのように影響するか心配。
10・総じて日本における経営に比べ、かなりリスクが高い。
以上の詳しいことは、上記の著書をお読み下さい。
いずれにせよ、1985年のプラザ合意によって、急速な円高
になったとはいえ、思いきって工場の中国への移転を決断され、
これを軌道に乗せられた勇気、才覚、忍耐に大いに敬意を払いた
いと思いました。
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