昨日は競馬の宝塚記念がありました。春競馬の総決算の古馬最強馬決定戦といった位置付けですが、タップダンスシチーとゼンノロブロイの古馬2強対決ムードが濃厚なレースになりました。天皇賞後のヒシミラクルとザッツザプレンティの2頭の故障引退、外国招待馬や天皇賞馬スズカマンボの不出走、安田記念組の出走も1頭のみで、注目の2冠馬ディープインパクトの登録も無かった事で盛り上がりに欠けてしまったことも否めませんでした。
1番人気は前年覇者の8歳馬タップダンスシチーになりました。前走金鯱賞では同一重賞三連覇を達成して宝塚記念連覇に向けて順調に駒を進めて来ました。ただ去年に比べて金鯱賞後に早めに調教を始めた割に直前の調教タイムは今一つだったので、仕上がりが分かり辛い感じでした。
それに比べて2番人気のゼンノロブロイは6ケ月ぶりのレースでしたが、5月中旬から豊富な調教を消化して来ていたので仕上がりは良さそうに見えました。ただ厩舎の先輩シンボリクリスエスも同じローテーションで負けているだけに不安要素を抱えての出走でした。
レースは各馬揃ったスタートからシルクフェイマスが先頭を伺いましたが、強引にコスモバルクが先頭を奪いました。タップダンスシチーは4番手に控えて、ゼンノロブロイはその直後に付けました。ペース自体は落ち着いていましたが、先頭争いが激しかったので前半がハイペースの展開になり先行した馬にとっては厳しい流れでした。3コーナーで早くもタップダンスシチーが仕掛けて先頭を奪って後続馬を引き離しに掛かりました。直後にはリンカーン、ゼンノロブロイが追走して直線を迎えました。タップダンスシチーは直線で追い出しに掛かりましたが伸びが無く、リンカーン・ゼンノロブロイ・サンライズペガサスが先頭を争っていましたが、外からスイープトウショウが一気に先頭に立ちました。更に大外からはハーツクライが追い込みましたがスイープトウショウが首差凌いで2:11.5でゴール。首差2着にハーツクライ。ゼンノロブロイが3着、直線で一旦は先頭に立ったリンカーンは4着でした。タップダンスシチーは7着に敗れてしまいました。
スイープトウショウは11番人気と人気薄でしたが見事な差し切り勝ちでした。休養明けの都大路Sで5着に敗れた事で安田記念が10番人気でした。そこで2着に好走したにも関わらず、牝馬である上に距離延長が嫌われたのか今回も人気の盲点になっていました。今回は追い込み有利なペースになった事も大きかったですが、池添騎手の巧みな手綱捌きも勝因の一つだと思います。牝馬の宝塚記念制覇は39年ぶりだそうです。スイープトウショウの関係者の皆様、おめでとうございます。今回中距離で実績を残したことで秋シーズンは天皇賞やエリザベス女王杯での活躍が大いに期待できると思います。
2着のハーツクライはダービー以降長い間低迷が続いていましたが、天皇賞(春)の調教で坂路の自己ベストを1秒以上更新するなど調子が上向いていたのでしょう。この馬には長距離よりも中距離の方が向いていたと思います。追い込み馬なだけに勝ち切れないレースが多い馬ですが、長い直線で末脚が生かせる秋の天皇賞では面白い存在になるかも知れません。
ゼンノロブロイはリンカーンを交わしてからの伸びが一息でした。馬体重は-8キロでしたが馬体が去年に比べて寂しい感じがしました。秋のGⅠ3連勝時は体重を増やしながら勝っていたので、調教は豊富だったとは言え今回は本調子では無かったという事だと思います。今後は海外遠征が控えていますので、是非頑張って欲しいと思います。去年の調子に戻せれば海外でも充分勝負になると思います。
リンカーンは積極的なレース運びでタップダンスシチーを交わして先頭に立つまでは良かったんですが、その後思ったほど伸びませんでした。実に惜しいレースだったと思いますが、この馬がGⅠを勝つためには実力をもう1ランク上げる必要が有りそうです。
タップダンスシチーは先行馬に苦しい展開になった事も確かですが、並ばれてから大した抵抗も出来ずに後退してしまいました。金鯱賞の勝ちタイムが前年より遅かった事や直前の調教タイムを見ていると本調子に一息の仕上がりだったように思います。8歳馬だけに年齢的な衰えも有ったのかも知れません。今後は取捨が難しくなりました。
さて、問題の今回のかねぴ~予想は
◎15タップダンスシチー
○11スイープトウショウ
▲6ゼンノロブロイ
△8サンライズペガサス
△9リンカーン
△4ハーツクライ
注5ボーンキング
としていましたが、1・2着馬をマークしていながら「絵に描いたような縦て目」を食らってしまいました。井崎先生の馬単一点買い的中には驚きました。
11番人気のスイープトウショウを対抗にしたのは我ながら良い狙いだったと思うんですが、タップダンスシチーの取捨で失敗してしまいました。8歳馬が単勝1.8倍という事で迷ったんですが、思い切って切るべきでした。今回の失敗を反省して秋のGⅠに活かしたいと思います。
今年の春のGⅠ予想は4勝4敗でした。収支はプラス計上できたので良かったです。好調の要因としては、今まで「あまり好きではないタイプの馬を抑えた」のが良かったようです。桜花賞のラインクラフトやオークスのエアメサイアなどは今までなら買わないタイプの馬でしたが、拘らずに当てに行ったのが正解でした。普段はこんなに収支は良くないんですが、ブログに予想を載せる緊張感が良かったんだと思います。秋のGⅠもプラス収支を目指して頑張りたいと思います。
第46回宝塚記念(GI)
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1番人気は前年覇者の8歳馬タップダンスシチーになりました。前走金鯱賞では同一重賞三連覇を達成して宝塚記念連覇に向けて順調に駒を進めて来ました。ただ去年に比べて金鯱賞後に早めに調教を始めた割に直前の調教タイムは今一つだったので、仕上がりが分かり辛い感じでした。
それに比べて2番人気のゼンノロブロイは6ケ月ぶりのレースでしたが、5月中旬から豊富な調教を消化して来ていたので仕上がりは良さそうに見えました。ただ厩舎の先輩シンボリクリスエスも同じローテーションで負けているだけに不安要素を抱えての出走でした。
レースは各馬揃ったスタートからシルクフェイマスが先頭を伺いましたが、強引にコスモバルクが先頭を奪いました。タップダンスシチーは4番手に控えて、ゼンノロブロイはその直後に付けました。ペース自体は落ち着いていましたが、先頭争いが激しかったので前半がハイペースの展開になり先行した馬にとっては厳しい流れでした。3コーナーで早くもタップダンスシチーが仕掛けて先頭を奪って後続馬を引き離しに掛かりました。直後にはリンカーン、ゼンノロブロイが追走して直線を迎えました。タップダンスシチーは直線で追い出しに掛かりましたが伸びが無く、リンカーン・ゼンノロブロイ・サンライズペガサスが先頭を争っていましたが、外からスイープトウショウが一気に先頭に立ちました。更に大外からはハーツクライが追い込みましたがスイープトウショウが首差凌いで2:11.5でゴール。首差2着にハーツクライ。ゼンノロブロイが3着、直線で一旦は先頭に立ったリンカーンは4着でした。タップダンスシチーは7着に敗れてしまいました。
スイープトウショウは11番人気と人気薄でしたが見事な差し切り勝ちでした。休養明けの都大路Sで5着に敗れた事で安田記念が10番人気でした。そこで2着に好走したにも関わらず、牝馬である上に距離延長が嫌われたのか今回も人気の盲点になっていました。今回は追い込み有利なペースになった事も大きかったですが、池添騎手の巧みな手綱捌きも勝因の一つだと思います。牝馬の宝塚記念制覇は39年ぶりだそうです。スイープトウショウの関係者の皆様、おめでとうございます。今回中距離で実績を残したことで秋シーズンは天皇賞やエリザベス女王杯での活躍が大いに期待できると思います。
2着のハーツクライはダービー以降長い間低迷が続いていましたが、天皇賞(春)の調教で坂路の自己ベストを1秒以上更新するなど調子が上向いていたのでしょう。この馬には長距離よりも中距離の方が向いていたと思います。追い込み馬なだけに勝ち切れないレースが多い馬ですが、長い直線で末脚が生かせる秋の天皇賞では面白い存在になるかも知れません。
ゼンノロブロイはリンカーンを交わしてからの伸びが一息でした。馬体重は-8キロでしたが馬体が去年に比べて寂しい感じがしました。秋のGⅠ3連勝時は体重を増やしながら勝っていたので、調教は豊富だったとは言え今回は本調子では無かったという事だと思います。今後は海外遠征が控えていますので、是非頑張って欲しいと思います。去年の調子に戻せれば海外でも充分勝負になると思います。
リンカーンは積極的なレース運びでタップダンスシチーを交わして先頭に立つまでは良かったんですが、その後思ったほど伸びませんでした。実に惜しいレースだったと思いますが、この馬がGⅠを勝つためには実力をもう1ランク上げる必要が有りそうです。
タップダンスシチーは先行馬に苦しい展開になった事も確かですが、並ばれてから大した抵抗も出来ずに後退してしまいました。金鯱賞の勝ちタイムが前年より遅かった事や直前の調教タイムを見ていると本調子に一息の仕上がりだったように思います。8歳馬だけに年齢的な衰えも有ったのかも知れません。今後は取捨が難しくなりました。
さて、問題の今回のかねぴ~予想は
◎15タップダンスシチー
○11スイープトウショウ
▲6ゼンノロブロイ
△8サンライズペガサス
△9リンカーン
△4ハーツクライ
注5ボーンキング
としていましたが、1・2着馬をマークしていながら「絵に描いたような縦て目」を食らってしまいました。井崎先生の馬単一点買い的中には驚きました。
11番人気のスイープトウショウを対抗にしたのは我ながら良い狙いだったと思うんですが、タップダンスシチーの取捨で失敗してしまいました。8歳馬が単勝1.8倍という事で迷ったんですが、思い切って切るべきでした。今回の失敗を反省して秋のGⅠに活かしたいと思います。
今年の春のGⅠ予想は4勝4敗でした。収支はプラス計上できたので良かったです。好調の要因としては、今まで「あまり好きではないタイプの馬を抑えた」のが良かったようです。桜花賞のラインクラフトやオークスのエアメサイアなどは今までなら買わないタイプの馬でしたが、拘らずに当てに行ったのが正解でした。普段はこんなに収支は良くないんですが、ブログに予想を載せる緊張感が良かったんだと思います。秋のGⅠもプラス収支を目指して頑張りたいと思います。
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