KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

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輝く!日本マラソン大賞2012 第2部

2012年12月31日 | 日本マラソン大賞
いよいよメインとなる賞の発表である。

◎優秀外国人選手賞

スティーブ・キプロティチ(ウガンダ) 東京3位 ロンドン五輪金メダル
タチアナ・ペトロワ・アルヒポワ(ロシア) 東京5位 ロンドン五輪銅メダル


この賞は「日本マラソン大賞」なので、五輪や世界選手権のメダリストについては、その年に日本のマラソンを走ったランナーに授与するようにしている。だから、アテネ五輪の年に、スティーブ・バルディー二や、キャサリン・ヌデレバには賞を授与していない。今回五輪、東京を走ったランナー、それも日本人の後塵を拝したランナーがメダルを獲得している、この事実をどう受け止めるべきか。


◎努力賞

黒木文太(安川電機) 東京11位 福岡5位
伊藤 舞(大塚製薬) 名古屋5位 横浜5位
吉田香織(アミノバイタルAC~プーマRC) 別府大分棄権 名古屋20位 ゴールドコースト優勝 アクアマリン優勝 横浜14位 ホノルル4位

福岡国際で、一般参加ランナーで唯一、30km過ぎまで先頭集団に残っていた黒木。中継アナが彼について全く言及しなかったのが大いに不満だった。2011年の世界選手権代表だった伊藤。一皮剥ければ、ブレイクしそうだと思うのだが。「元祖Qちゃん2世」の吉田は今年も「女・川内」かと思わせるスケジュールで2度の優勝。別大ではあの、カンボジア代表候補選手のペースメイカーとして、彼の自己ベスト更新にも貢献した。


◎敢闘賞

堀端宏行(旭化成) びわ湖11位 福岡2位
尾崎好美(第一生命) 名古屋2位 ロンドン五輪19位


昨年の世界選手権で7位に入賞するも、びわ湖での失敗でロンドン五輪代表を逃した堀端。しかし、福岡ではリベンジの走りを見せた。2時間8分24秒でも

「そんなもんじゃないやろ。」

と思わせる、文字通りの大器。某チームの元監督には批判されたが、世界選手権を含めて選考レースを3度走り、五輪代表を手にした尾崎。その「執念」に賞を授与した。


◎殊勲賞

山本 亮(佐川急便) びわ湖4位 ロンドン五輪40位
木良子(ダイハツ) ロンドン五輪16位

3年前の北海道マラソンで2位に入賞していたランナーとして記憶していたが、今年のびわ湖での一般参加ながらトラックで中本健太郎を逆転して日本人トップになった走りには驚かされた。木も健闘したが、もはや2時間27分台では夏の五輪でもトップ10にすら入れない、という厳しい現実を見せ付けられた。次回は順位よりも自己ベスト更新を狙って欲しい。


◎優秀選手賞

川内優輝(埼玉県庁) 東京14位 かすみがうら優勝、デュッセルドルフ8位 ゴールドコースト4位 北海道優勝 シドニー優勝 アクアライン優勝 福岡6位 防府優勝
藤原 新(東京陸協~ミキハウス) 東京2位 ロンドン五輪45位 福岡4位
重友梨佐(天満屋) 大阪優勝 ロンドン五輪79位


◎最優秀選手賞

中本健太郎(安川電機) びわ湖5位 ロンドン五輪6位


川内を「MVP」に選ぶ人もいるかもしれない。しかし、「五輪での入賞」という結果はやはり高く評価されるべきだ。川内の今後については、年を越して、来年にも書こうかと思う。藤原と重友。五輪は惨敗だったが、今年のベスト記録保持者であり、重友など、男女通じて、国際マラソン唯一の日本人優勝者である。


ああ、やっと終わった。まだ年賀状書いてないぞ。

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