かながわ平和運動推進委員会

神奈川県高等学校教職員組合の平和について考えるブログです。

沖縄修学旅行学習会  2009年 春

2009-05-13 22:46:09 | 沖縄の歴史と現代
沖縄修学旅行学習会   2009年 春
     初めて取り組む皆さんに送ります!

◇『やんばるからのメッセージ』上映
          (22分・高江・ヘリパッド反対運動から)
◇沖縄平和学習の作り方
       *ガラビ壕復活・轟壕周辺工事       
       *航空機料金、ホテル「事前枠」の解決に向けて
       *「集団自決」と沖縄戦学習
       *高江・辺野古・泡瀬の現状
        *その他

        日時 5月23日(土)午後2時半~5時
        場所 高校教育会館(相鉄西横浜駅・歩10分)

     神奈川県高教組・平和運動推進委員会
           ℡045-231-2479

地理教育研究会 《沖縄戦の教科書記述に対する不当な検定の撤回を要求する決議》

2007-08-02 18:49:01 | 沖縄の歴史と現代
《沖縄戦の教科書記述に対する不当な検定の撤回を要求する決議》
地理教育研究会・金沢大会が県文教会館で始まった。冒頭の総会で以下の決議が承認された。

 アジア太平洋戦争の負の記憶を消し去ろうとする人たちは、南京大虐殺・「従軍慰安婦」の次に焦点を沖縄戦に向けました。
 3月下旬に行われた、2008年度用「高校日本史」検定では5社7種の教科書から、沖縄戦記述における「集団自決」への日本軍関与が削除されました。1982年度検定を通っていた、実教出版の『高校日本史』の沖縄戦記述の「日本軍による住民殺害記述」が全面削除されています。1983年度検定では三省堂の家永三郎執筆の『新日本史』など数点が沖縄戦の住民殺害を記述しました。当時の検定では修正意見で、犠牲者数が多い「集団自決」を住民虐殺に先だって書くように修正させています。この検定では第3次家永教科書訴訟が提訴されました。それから四半世紀が過ぎた今回の検定では、ついに「集団自決」までを消し去る動きがでてきました。沖縄戦で日本軍は「住民を守らない」だけでなく「住民を虐殺」した歴史的事実の抹殺といえましょう。
 戦時下では、陸海空すべての周囲を敵軍に包囲されている状況を「合囲地境」といいます。沖縄はまさにその状態でした。軍司令官、牛島満が沖縄派遣直前まで校長の任に当たっていた陸軍士官学校の教科書では、「合囲地境においては地方行政事務および司法事務の全部管掌の権をその地の司令官にまかす」という規定がありました。この規定は軍命として沖縄戦で住民虐殺を含み実行されました。
 2005年6月、「新しい歴史教科書をつくる会」の別動隊である自由主義史観研究会が、歴史教科書の「『集団自決』の強制」記述の削除を国や教科書会社に求めることを決議しました。その動きにのる形で、渡嘉敷島・座間味島における「集団自決」には日本軍の軍命はなかったと、当時の司令官の関係者が2005年8月、大阪地裁に岩波書店の大江健三郎著『沖縄ノート』、家永三郎著『太平洋戦争』などの記述撤回を求める訴訟を起こしています。
 沖縄では4月以降、教科書検定の撤回などの運動が取り組まれ、全41市町村議会、沖縄県議会での2度にわたる検定撤回決議が出されるに至りました。9月上旬には、1995年の米兵による「少女暴行事件」以来の県民大会が開催されようとしています。
 現在、検定問題と大江・岩波訴訟の2方面で取り組みが続けられています。沖縄から発信した文部科学大臣、大阪地裁へのそれぞれの要請署名は7月末で40万筆に達しています。沖縄県議会、市町村議会などの代表は国に撤回要請を続けていますが、国から撤回するとの回答は得られていません。
 文科省・検定審議会に速やかな検定結果の撤回を求めるとともに、「近隣諸国条項」に匹敵する「沖縄条項」ともいうべき、住民虐殺・「集団自決」記述の恒常化を要求します。また9月10日、渡嘉敷島の「集団自決」生存者、金城重明氏の証言のための出張法廷が福岡高裁那覇支部で開催されますが、この審理を公開とすることを大阪地裁に求めます。
 2007年7月28日    地理教育研究会・金沢大会

7・24 沖縄戦検定を問う 教科書問題の今を考える緊急集会

2007-07-02 11:53:10 | 沖縄の歴史と現代
○日時 7月24日(火)午後6時半
○場所 豊島区民センター(コア・いけぶくろ)
池袋駅東口下車徒歩5分   *資料代 500円
○報告 
沖縄戦検定の実態とねらい  坂本 昇(教科書執筆者)
沖縄県民の怒りと運動の高まり 山口剛史(沖縄から平和教育をすすめる会  http://susumerukai.web.fc2.com/)
首都圏の運動とこれからの課題 石山久男(沖縄戦首都圏の会)

*今年3月末に公開された日本史教科書の沖縄戦記述に対する検定に、沖縄県民を中心に大きな怒りと批判がひろがっています。この教科書が来年4月生徒たちに渡される前に、沖縄戦の事実にもとづく記述にぜひとも訂正しなくてはなりません。そのために、いま教科書にかかわる人々が連携し行動をおこすことが求められています。
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○主催 社会科教科書懇談会/「教科書に真実と自由を」連絡会/歴史学研究会/歴史科学協議会/日本史研究会/地方史研究協議会/歴史教育者協議会/東京歴史科学研究会/出版労連/子どもと教科書全国ネット21
○協賛 大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
○連絡先 歴史教育者協議会 電話 03 3947 5701

「集団自決」軍命削除に抗議 3500人、撤回要求                 琉球新報 6/10

2007-06-12 15:14:00 | 沖縄の歴史と現代
 文部科学省の高校教科書検定で沖縄戦の「集団自決」記述から日本軍の関与が修正・削除されたことに抗議する「6・9沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を許さない!県民大会」(同実行委員会主催)が9日午後、県庁前の県民広場で開催された。平和団体や労組、住民など3500人(主催者発表)が参加。「集団自決」を体験した高齢者も姿を見せ大会を見守る中「子どもたちに沖縄戦の実相を伝えよう」と文科相や首相、県知事、県議会議長あてに検定意見の撤回を求めた決議と3項目からなるスローガンを採択した。15日に同実行委代表が文科省などに要請行動を行う。
 大会では、実行委共同代表の高嶋伸欣琉球大教授が情勢を報告し「今回の検定は明らかに歴史の事実を歪曲した改悪。十分、記述の正誤訂正を要求する根拠はある」と説明。「(19)82年に『住民虐殺』の記述が削除された時も県民の怒りの声で政府が検定意見を撤回した前例がある。勇気を持って今回も撤回へ取り組んでいきたい」と呼び掛けた。
 会場には若い世代の姿も見られた。沖縄戦体験者と対話を重ね、戦争を語り継ぐ活動をしている「虹の会」の赤嶺玲子さん(24)、北上田源さん(25)、榎本真弓さん(20)は「文科省の担当者は一体どれくらいの体験者の話を聞き、資料を参考にしたのか。苦しい戦争体験を語ってくれた人の思いを裏切ることになる」と今回の検定に抗議。「沖縄戦の真実を知りたいという気持ちは多くの若い世代の意志。真実を知る権利を奪わないでください」と訴えた。
 社民党県連、社大党、共産党県委、民主党県連の各代表や労働団体、民主団体の代表もあいさつ。最後は全員で「頑張ろう」を三唱し、国際通りをデモ行進した。実行委事務局の高教組によると、検定意見撤回を求める署名は高校生も含めこの日で1200件超集まった。


沖縄平和ネット首都圏の会

2007-01-10 19:01:00 | 沖縄の歴史と現代
  「沖縄平和ネットワーク首都圏の会」にようこそ!  
「沖縄平和ネットワーク」が沖縄で産声をあげて10年目に入った2004年の3月、「首都圏の会」が設立されました。
 「沖縄平和ネットワーク」は学習活動を基本に、修学旅行などの平和ガイド、戦争遺跡の保存・活用運動に取り組んできた市民グループです。平和ネットワークの40%は本土会員で、その65%が首都圏在住です。
 これまで沖縄での連続講座、フィールドワークなどの様々な活動について、本土会員は実際上参加することが難しく、会報のみを購読するという参加の仕方を余儀なくされていたのが現状でした。そこで、首都圏でも参加できる活動の場をめざして「首都圏の会」が立ち上がりました。
 活動の主な柱は以下の2つです。
・ 沖縄に関する学習会:沖縄の歴史、自然、文化、米軍基地、戦争と平和につい  てなど。
・ フィールドワーク:首都圏の米軍基地や戦跡などを訪問し体験学習。


《講演会のお知らせ》
2007年3月4日(日) 午後13時15分開場、13時半開始

証言「ひめゆり学徒の沖縄戦体験」
上江田千代さん(ひめゆり同窓会東京支部常任委員)
会場:神保町の岩波セミナールーム