鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【受贈】 濱保仁志《資料紹介》「『覚(山口・長府・馬関探索報告)』について」『岩国徴古館調査報告書』第2号(2022年)

2023年07月02日 01時11分11秒 | いち研究者としての日記

濱保仁志さんより標記小論文の抜刷を1冊、私にも贈ってくださりました。ありがとうございます。

岩国徴古館所蔵資料のうち、文久3年(1863)6月5日発生フランス軍艦下関砲撃事件の関連情報を伝える岩国領吉川家家臣森脇主税(修)報告書の記録について、翻刻し紹介したものです。

率直に、課題点と感じたのは《資料紹介》の論文種別におけるタイトルの付け方ですね。今や、若手どころかベテランの研究者までインターネットで論文を検索する時代。標記のようなタイトルの付け方だと、キーワード検索ではヒットせずスルーされる可能性がありましょう。察するに、そもそも掲載誌が所蔵館の調査報告書ゆえタイトルで所蔵館名を省略しても差し障りないこと、文字数が多すぎるのは論文タイトルとして不適当なこと、により標記のものとしたのではないでしょうか。しかし、ネットのキーワード検索でスルーされないことを念頭に置けば、所蔵館名と対象時期の情報はタイトルに含ませるのが望ましいでしょう。


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