神浜急行電鉄車両部日報

国電大好き大学生が綴る模型メインの鉄道系ブログです。
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417系の日?をやらなかったわけ

2016-04-20 22:07:12 | 日記
こんばんは神急です。

413、415、419ときてなんで417がないんだろうと思った方もいるかもしれません。
ただ単に417系なんて車両があるのを忘れていたなんてことはもちろんなく、書かなかったのはまともな写真が出てこなかったからです。(冒頭の417系の写真は模型の写真です。ちなみに421系、423系は全く接点がなかったのでやる予定はないです。)

昭和53年に国鉄ローカル線電車化を目指して華々しくデビューした417系。北海道以外の全域で使用可能(三電源対応、抑速ブレーキあり、雪きり室など寒冷地装備あり)な万能車両として設計されました。

しかし実際には国鉄の財政難により3両編成5本、計15両しか製造されず、新造車両によるローカル線電車化の夢は潰えてしまったのでした。

ちなみに以後のローカル線の電車化は413系やら717系やらといった車体更新車(どちらの形式も昭和59年登場)や419系や715系やらの食パン電車(どちらの形式も昭和59年登場)が引き継いでいきます。

もしも417系が一大勢力となっていたらこれらの車両が生まれなかったのかもしれません。
(それはそれで寂しいかもしれませんね)


なにはともあれ、標準形式になり損ねたことと、せっかくの三電源対応装備が生かせない仙台に封じ込められたということが417系に暗い影を落とします。

民営化後も仙台地区でひっそりと走っていた417系ですが、他系列との併結ができなかったせいか新型車両が導入されると455系、717系よりも一足早く(といっても数か月の差のようですが)撤退してしまいました。

私が初めて仙台に行った頃はちょうど417系の運用がなくなった頃で、455系など経年が高い車両が走っている一方で、比較的車齢の若いはずの417系が放置されているという皮肉な光景を見たのを覚えています。(このため私にはほとんど接点がない車両でした)

この後1編成がA417系として再起を果たしましたがそれすらも今年のダイヤ改正で定期運用を離脱し、417系は完全に過去の車両となってしまった感じがあります。(新型だらけになった仙台なんて行く気がしないなぁなんて言っているうちにとうとう定期運用がなくなってしまいました…。にしてもぜんぜん話題にならないあたり417系は地味なんですかね?)


もしも、もっとまとまった両数が増備されていたら、北陸本線など交直両用機能を使う路線に投入されていたら、もう少し早くデビューしていたら…こんな風に名車になり切れなかった迷車とはならなかったかもしれません。

まぁそんなことを言ってもしょうがないですが、残された417系(A417系と訓練センターになある編成)が一日も長く鉄路の上にあることを願っています。


それではまた




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