カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

人間らしく生きるということの、本当の意味を考えてみる。第26回。

2014-06-06 | 人間観察
雨が降ると、
極端に客数が減る。

雨の中を、
傘を差して急勾配を上るのは、
僕だっていやだ。

強い雨こそ降らないが、
一日中ダラダラと雨が降るのは、
客商売には辛い。

今の僕には
結構のんびり出来る日にはなる。

少し悪くなりかけていた、
電子レンジを入れ替えた。

近くの家電ショップに電話をして持ってきてもらった。

忙しいときは、
必要に迫られない限り
絶対に出来ないことだ。

今日、
Y子さんが病院で診察を受けるといっていた。

楽しみでもあり、
不安でもある。

久々に、家族というものの存在を感じた。


京都新聞に次の記事が出ていた。

『小1の口にテープ貼らせる 京都の小学校で担任教諭』
という見出しだ。

記事は以下のとおり。

京都市山科区の小学校で
1年の男児(6)の担任を務める女性教諭が、
男児の口に粘着テープを貼らせていたことが4日、
関係者への取材で分かった。

男児は 多動の傾向があるため
保護者が公的機関に相談し、
学校にも特別なケアを求めていたという。

母親や祖母は
「適切なケアを求めていたのに、
逆に差別するような 扱いを受けた」と抗議し、
学校側が謝罪した。
 
学校によると、
クラスには男児以外にも
特別なケアを必要とする児童が複数いたという。

校長は
「担任は静かにしてもらうためテープを持ち出したのだろうが、
虐待ととられても仕方がない。
児童と保護者には申し訳ない」と話している。

学校の説明では、
男児は今年4月に入学。

担任がテープを貼らせたのは少なくとも4月中に2回あった。

18日の心電図検査中、
男児に落ち着きがなかったため
担任は粘着テープの切れ端を
「これが必要かな」と言いながら男児に示した。

また、25日に授業中に言うことを聞かず大声を出している
男児の机に担任がテープの切れ端を貼った。

2回とも男児の口にテープが貼られたという。

学校側は
「担任の説明では、いずれも男児が自ら口にテープを貼った」
とする一方、
男児の祖母は「
担任自身が口にテープを貼った」 と主張している。

事実関係の把握で両者に食い違いはあるが、
校長は
「担任が粘着テープを示した段階で、実際に貼ったのと同じ。
不適切な指導だった」と語る。

校長によると、
担任は
「自分も小学校時代に同じような経験をした。
それを思い出してやってしまった」
と説明している、という。

母親や学校によると、
男児は入学前から多動や吃音の傾向があった。

母親は入学時に学校に伝え、
声掛け方法などを記した書類を提出、
学校側は支援員をクラスに重点配置していた。

校長は5月中旬に祖母らの指摘を受け、
事案を把握したという。


僕はこの問題が、担任の問題だとは思わない。

多動傾向とか、多動症といわれる子供を扱うのは、
非常に難しい。

ほかの子に迷惑をかけるからだ。

静かにしていなければならないときに、
大声を出して走り回ったり、
授業中に大きな声で意味の無いことを話し出したりすることがある。

この男児がそうであったかどうかは不明だが、
この問題では、
そういう男児を静かにさせることを問題にせず、
黙らせる方法論に問題が集中している。

家族や学校、
そしてマスコミは、
一体何を求めているのか?

勉強の場で、
障害者の面倒を見て、
一般の子供の勉強や、
社会常識を教えることを放棄しろとでも言うのか?

自分の子供が人と同じ行動をとるようにしつけるのは
親の役目だ。

この子は障害者だから、
ほかの本来の目的よりも、
この子の気持ちを大事にするべきです、という
身勝手な理由と責任放棄を正当化する親や、
それを認めてすぐに謝罪する
事なかれ主義の学校や教育委員会、
なんでも全てが担任が悪いように仕向けて世間を誘導させるマスコミは
もっと真摯の態度で
教育を考えるべきだ。

担任の目的は、
社会秩序を守らせる子供を育てること。

守れない子供には、
何がいけないことかをわからせること。

そのための処置がいけなければ、
担任は障害者の親にゴマをすることが仕事だと思わざるを得ない。

本来、親のやるべきことを放棄しているだけだ。

こういう子供に厳しく接することが出来ないと、
ほかの子供が、
わがままをしても何も怒られないということを学ぶ。

歩きながらペットボトルを飲み、
ポイ捨てしていく若者は、
何をしても怒られない社会で育ったからだということを、
もっと自覚するべきだ。