カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

人間らしく生きるということの、本当の意味を考えてみる。第29回。

2014-06-09 | 人間観察
骨腫瘍の手術のあとが腫れ上がり、
Y子さんに心配をかけてしまった。

一人なら、ヨイショ!と起き上がり
ふらふらと病院に向かう。

Y子さんにとってはすごくショックだっただろう。

こんな状態の男と
20年以上も付き合ってきたのだ。

しかし、僕にとっては想定内のこと、
病院に連れていってもらって、簡単な手当てをしてもらった。

市場の仲買いの人が
魚を置いていってくれた。

あわてて準備をし、
ランチに突入!

金目鯛、甘鯛、生カツオなど
高級食材が次々に売れる。

25人でストップ!

これ以上は立っておれない。

宣伝ひとつせずに
ありがたいことだ。


長崎で
修学旅行中の中学生が
被爆した老人に『死にぞこない』といったことが
波紋を呼んでいる。

当然だ。

日本の悪政の犠牲者だ。

原発事故が起こり、
また、戦争に参加しようとしている日本の悪政を
とめることが出来るのは、
彼らの主張しかない。

彼らが生きていてくれるこそ、
戦争の悲惨さが伝わる。

日本の歴史観さえ持てない子供が育つのは、
親の責任であり、
日本の官僚が作っている教育制度だ。

僕もいわば
『死にぞこない』だ。

この言葉は残酷だ。

そんなことさえ考えられない人間に、
鉄槌をくだしたいものだ。


東京の大きなパーティの
メニューと進行をプロデュースする仕事が入った。

受けるかどうか迷ったが、
受けることにした。

450人の懐石のパーティだ。

最後の勝負になるかもしれないが、
やってみることにした。

スタッフを集めるところから始まる。

Y子さんにも見せてやりたい。

僕の勝負を。