カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

人間らしく生きるということの、本当の意味を考えてみる。第33回。

2014-06-20 | 人間観察
17日の手術が少し堪えたようだ。

初めてY子さんが付き添ってくれた。

付添い人がそばにいてくれるということが
いかに安心できるかを思い知った。

一人じゃ生きられないと言う事実を知らされた。

巷では、サッカーの話題と、
集団的自衛権のニュースが主軸になってしまっている。

そして、集団的自衛権だったものが、
集団的安全保障にまで参加できるようになってきている。

国連の集団安全保障で武力行使を可能にする調整に入ったようだ。

非常に危険な状態になった。

憲法では、
集団安保での武力行使は
「国際紛争解決のための武力行使」に当たるとして認めていない。

憲法9条は
「武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する」
と謳っている。

しかし、国際平和への貢献を理由に解禁を求める意見は
政府・自民党内に根強く、
安倍晋三首相の私的懇談会
「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」は
5月15日の報告書で、
集団安保に「憲法上の制約はない」と主張した。

自民党の高村正彦副総裁が与党協議で示した新3要件案は
「他国に対する武力攻撃が発生し、
国民の権利が覆されるおそれがある」場合に限って
日本の武力行使を容認するものだ。

同党幹部は19日、
要件を満たす武力行使には
「集団安保での武力行使」が含まれると指摘した。

もう憲法破壊につながる行為だ。

日本が武力行使に参加すると言うことは、
敵国からの攻撃を受けると言うことについては、
自民党はまったく触れていない。

日本が焼土になってから、
「自民党に投票しなければよかった」と反省しても遅い。

今まで何のために、
国民の血税から『思いやり予算』を米国に提供し、
米軍の軍事基地を日本におき、
地位協定という不平等な約束の下、
米軍の汚い犯罪も許してきたのか?

米軍は、
アジアを管轄したいがための基地として、
沖縄を選んだに過ぎない。

自民党はどこまで国民を騙すつもりなのだろう。

万が一の場合に備えて、
武力も行使できる手段としての『集団的自衛権』のはずが、
いつの間にか、
国際紛争にわざわざ出向き、
戦争に参加するための『道具』になってきてしまっている。

憲法を変えることに関しては、
この内容では国民が納得しないとわかってしまったので、
憲法理念を破壊する方法を選んだ自民党を、
まだ支持をする国民の気持ちがわからない。