kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

シン・シティ 復讐の女神

2015年01月22日 | ★★★☆☆
日時:1月18日
映画館:バルト11
パンフレット:A4版720円。

「デスペレード」「スパイキッズ」「マチェーテ」とロドリゲスお得意の勢い続編シリーズ。今回は「シン・シティ」の続編。

メインキャストが、今、映画館で顔を観たいふたり、ジョシュ・ブローリンとゴードン・ジョセフ=レヴィット!これだけでもイチオシなのに、パブのメインビジュアルはなんとパワーズ・ブース!!

2015年にパワーズ・ブースですよ!!「ブラボー小隊恐怖の脱出」「若き勇者たち」「ダブル・ボーダー」「ラストカウントダウン」「トゥームストーン」のバワーズ・ブース!!カッコいい!!
同郷のテキサス出身のシブイ俳優を優遇するロドリゲスはやっぱり最高!!

前作に引き続いて、ミッキー・ロークとブルース・ウィリスも出演。って、ふたりとも前作で死んでなかったか?ちなみに前者は前日譚、後者は幽霊で登場という体裁を取っている。

おまけに「ロング・ライダース」「ドク」のステイシー・キーチも出演。特殊メイクにサングラスで彼とは全然分からない。他にもレイ・リオッタなんかも出ているが、かなり脇役。顔ぶれだけ見ると昔のオールスター映画みたいで、ワクワクするなあ。

女優側では、タイトルロールでもあるジェシカ・アルバが一番目立つはずなのに、エヴァ・グリーンがひとりでスクリーンをかっさらう。「300 帝国の進撃」の時もすごかったけど、今回も進撃の悪女として大活躍。
何しろ、出演場面の半分はシースルーか下着で、残り半分は脱いでいる。もう、エヴァ・グリーンのオッパイは一生分観たよ。

ところが残念なことに肝心のストーリーが中途半端。シン・シティを巡る三つ巴の争いを期待していたのに、3つの独立した話として展開して、1つにまとまらない。それはそれで悪くはないのだが、前作でいいオチを付けた話に後日談なんていらないと思うんだがなあ。

そんな中で、やっぱりパワーズ・ブースが今どき珍しいくらいの悪役ぶりを発揮し、エヴァ・グリーンが絵に描いたような魔女を演じてくれる。この2人を見ているだけで充分。ちょっとしんどいけど。

こんな映画をコンスタンスに作り続けることができるロドリゲスは、映画の出来はともかく、商売人として優れたセンスとバイタリティの持ち主なんだなと感心させられるよな。






題名:シン・シティ復讐の女神
原題:SIN CITY A DAME TO KILL FOR
監督:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス
出演:ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、パワーズ・ブース、エヴァ・グリーン

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