あいつ酔っ払うとめちゃくちゃキスしてくるから気を付けて

共通の友人に「タイトル」という忠告をしたら実はそれは自分の前だけだった

というようなシチュエーションについてのツイートを見まして、以下そんな感じの新志です。

「悪い、園子。事件の現場検証が長引きそうで、今日の飲み会行けなくなった」

「相変わらずねー。良いわよ、私達は楽しくやってるから、早く終わったら合流したら」

「え、『私達』ってもしかしてオレ抜きでも志保を誘うのか？」

「当たり前でしょ。なんで貴方が来ないくらいで志保さんを省くのよ。あ、もしかして工藤くんがいないからって志保さんから色々聞き出すと思ってるんでしょ？もちろん聞くわよ。さすがの名推理ね」

「バーロー、そんなの推理しなくてもお前がいる時点で根掘り葉掘り聞かれる事は諦めてるよ」

「じゃあ良いじゃない。あ、もしかして私が志保さんと飲むの、妬いてる？」

「違うわ！………でもアイツにあんまり呑まさないでくれよ」

「え？志保さん、お酒弱いの？」

「いや、そうじゃないんだけど………実はアイツ、酔うとやたらキスしてくるんだよな」

「なにそれ？キス上戸なんて初めて聞いたわよ」

「良いから！とにかく頼んだぞ！！」

「はーい（そんなの聞いたら呑ますに決まってるでしょ）」

「まだ飲んでるな？志保、無事か！？」

「あら、工藤くん、早かったじゃない」

「あー、新一。久しぶり〜」

「おい、志保はどうした？飲ませてねえだろうな」

「あー、志保さんね………そこでウトウトしてるわ」

「何い！！おい、園子、オメー…」

「ちょっと！違うわよ。貴方の話をしてたら、照れくさかったみたいで結構なペースで飲んでたの！自分で！」

「そうそう、私たちは途中で止めたくらいだからね」

「そ、そうか。それで志保は、その………」

「あー、その事だけどね、工藤くん。彼女、キス魔になるなんて大ウソも良いとこじゃない。全然そんな素振りなかったけど？」

「え？マジで？だっていつも………」

「はー、もう。だから『工藤くん限定』って事でしょ！！」

「え………」

「全く、私達はまだまだ飲むから、さっさと連れて帰ってちょうだい。甘いものはデザートで十分だから！」

というような妄想。