あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

67巻

2010-02-23 00:03:17 | 感想(アニメ等)
 67巻を買ってきました(「まだ買ってなかったんかい!」っていうツッコミはスルーの方向で)。読み返してみるとやはり週間で読んでいた時とは微妙に印象も違います。というわけで、たまには単行本の感想なども書いてみたいと思います。
 今さらネタバレというのも無いような気もしますが、いちおうご注意を。



 といっても最初のゴスロリ事件は途中からですし、哀ちゃんも組織も関係ないのでパスして、次の探偵団ものから。

FILE3『明日があるさ』
 一話完結とはいえ組織編への序章的な引きはすでにパターンになってますね。サンデー掲載時はこんな感想を書いてますが、着目点は基本的にほとんど変っていませんでした(笑)
 サッカーファンと言うよりも比護さんファンの哀ちゃん。特に贔屓のチームが無くサッカーそのものが好きなコナンとは正反対ですね。イエロー累積で哀ちゃんをジト目で見ているコナンですが、往々にしてこういうマニア系のファンの薀蓄ってライトなファン層からはウザがられるのですが、普段から空気を読まずにホームズ愛を熱く語る彼にそんな事に気づけと言うのは無理な話でしょうか。
 それにしても「答えはCMの後…」の様な次回の引きは改めて見ると結構強引です。しかもサンデー掲載時は次週休載だったということで、相変わらず読者に優しくない使用です。

FILE4~8 『デパート爆破予告事件』
 この巻のメイン、組織編です。哀ちゃんは出てないけど(泣)サンデー掲載時はほぼ毎回のように哀ちゃんが出てないことを嘆いていました。
 一話目の段階ではかなり明後日な推理が今となっては恥ずかしい限りです。
 それにしても全編を通じてのジョディ先生の余裕の無さが痛々しいです。明美さん・ジョディ先生・赤井の関係が明らかになってから、どうも赤井の狡さが鼻につきます。今回の赤井の生存を疑っているジョディ先生への中途半端な接触もどうも嫌な印象です。
 ジョディ先生と赤井は職場恋愛なわけですし、振られた側のジョディ先生はその辺を弁えて同僚として振舞っていたのに、赤井の方はジョディ先生の大人の対応を上手く利用しているのがどうもねえ。振ったなりの礼儀ってものがあるでしょう(まあ本家シャアも大概ですけどね)
 後の白鳥×小林のところに出てくる高佐の二人のバカップルさもそうですが、職場恋愛の様な狭い世界での恋愛のルールはコナン界には存在しないようです(GODはご自分も経験者なハズなんですけどね)
 爆破事件についての山屋としてのツッコミはサンデー掲載時で書いてますので、置いておくとして、今回の事件で沖矢とジョディ先生が接触していることで沖矢=赤井というのはさらに疑わしいという印象を持ちました。それほど必要性の無い状況下でのあの距離の接触はいくらなんでも危険だと思います。
 それよりも改めて読むと最後に沖矢が呟いている「昔からよーく知った顔」が誰なのかが気になります。「もういい加減に先に進めよ!」という気持ちがより一層強くなったシリーズでした。
 やっと今回鍵穴キャラになれたキャンティですが、彼女は組織の人間の中では結構お気に入りだったりします。いつかちゃんとスナイパーとして存分に働かせてあげて欲しいと思います。

FILE9~FILE11『東京都公務員恋物語』
 白鳥警部のご都合主義と先ほども書いた高佐のバカップルのせいでこのシリーズは正直なところあまり好きではないのですが、小林先生のような可愛らしい大人の女性は好きです。
 通しで見ると小林先生には同性として厳しめの視線を向けている哀ちゃんが、歩美ちゃんには終始優しい眼差しになるのが、すごく良かったです。
 あとサンデー掲載時に書いた被害者の質屋としての違法営業についてですが、やはり問題になったのかかなり訂正されていました。業種違いの私でも酷いと思ったくらいなので、当然かと思いますが。
 ところで、歩美ちゃんの「『放っとけない』っていうのは…『好き』の仲間だと思うよ!」という言葉は将に至言だと思いますので、ぜひ隣にいる眼鏡の探偵坊主にも聞かせてやってください。


 というわけで、単行本の通し感想と言うのを初めて書いてみましたが、自分の推理力のいい加減さに反省しつつも意外と面白かったです。
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