手麻利・織子

貴方の思い出を織物をとうして繋いでみませんか。

くままち ひなまつり

2024-04-11 09:16:19 | 日記・エッセイ・コラム

 くままち ひなまつりのそぞろ歩きは  

 3月28日、『くままち ひなまつり』に幼なじみと出かける。ひな街道マップを片手に、マイペース歩幅で散策する。街道の両側にはそれぞれに趣向をこらした”お雛様”が飾られ、私たちはほっこりする時間をゆっくり楽しんだ。

 久万木材の端材を活用したディスプレイには、雛人形が誇らしげに座っているように見えた。そして、町全体がおもてなしの心で取り組んでいるイベントだと感じると、町民の方々の準備作業に思いをはせると、込み上げる熱いものがあった。

 今年の特別展示に「紫式部コーナー」があった。大河ドラマを忠実に再現されて飾られた人形の衣装や調度品等々には、大変感動させられた。はんなり色の十二単、小さな机には文の文字が・・・・。この展示に何時間が費やされたのだろうかと想像しながら、深いおじきをして、ハイライトの「あけぼの座」に足を運んだ。天井までに並べられた人形を仰ぎ見ながら、今日の雛人形たちは、私を温かく優しい気持ちにさせてくれた。と同時に、久万の雛様は幸せな人形だなあと思いながら、友との談笑を堪能しながら、帰路についた。

     

   紫式部

      あけぼの座

 雛菓子  

 それぞれに熟成した72歳私たちは、道の駅で鶴岡市に伝わる雛菓子を食べる。

のんびりした島で育った私たち、半世紀たった今のおしゃべりを聞きながら、おしゃべり大得意○○ちゃんは・・・・。内に凛としものがある○○ちゃんは・・・・。華やかさと気配り上手な○○ちゃんは・・・・。それぞれの子ども時代の姿が想像できない。私の中学生頃の性格もはっきりしない。次の機会にはそんな話でお腹を抱えて笑い合いたいなと思っている。

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