デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

幸せを追求する人しか、イノベーターに なれない

2018-03-17 17:00:48 | ビジネス
 吉村慎吾さんにとっては、初めての著書(2014発行)であるためか、まとまりがあるとは言えないが、
先に読んだ『日本流イノベーション(2017発行)』に比べ、まるで生の講演を聴いているように、
魂をぶつけられているような熱さを感じた。

 イノベーションは、技術革新をは違う、とのことだが、テクノロジーの進歩がニーズを満たす
システムに繋がる瞬間を掴むことが、イノベーションを生むということは間違いない。

 この本を読んで良かったと思うことは「幸せとは?」「愛とは?」「人生の目的とは?」という
答えの出ない問いに、著者である吉村慎吾さんご自身の考える「人生の目的」が堂々と書かれており、
それは誰もが自分の人生にあてはめることができ、かつエネルギーになるものでした。
 今まで多くの自己啓発書を読んできたが、ここまで「人生の目的」について明確に書かれていると
感じたものはありませんでした。

 特に「より多くの人を愛し、愛されることではないか?自分の愛しているものを幸せにして、
自分自身も幸せになることでではないか?能力を高めてより多くの人を幸せにして、自分もより
多くの幸せを感じることじゃないか?」と読者に迫る部分は、これまで読んできた多くの
自己啓発書からも得られなかった納得感が得られ、本題の「イノベーションが生まれる組織の
法則」を記述した部分よりも魅力的でした。

 きっと、吉村さんご自身が、幸せを追求する人であり、幸せを追求する人しか、イノベーターに
なれない、と思われたからではないかと、思います。幸せとは、誰かに、社会に貢献することで、
自分で自分を認めることができる、そんな人生を送ることなのです。

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