デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

間違いだらけの試供品づくり?▽ィダルサスーンの試供品のパウチは濡れた手でカットできない・・・

2010-12-23 20:49:01 | ライフ

お風呂掃除していた時に、床に▽ィダルサスーンの試供品が落ちた。
我が家には、3人の女性がいるが、誰も使わないなら自分が使おうと思って棚に戻しておいた。
お風呂に入り、さあ、頭を洗おうと、試供品の封を切ろうとすると、濡れた手ではとても切れない。
ラミネートフィルムのポリエチレン層だろうか?透明の層が伸びて切れないのだ。
濡れた体でハサミを取りに行くわけにはいかないので、仕方なく歯で食いちぎった。
とても惨めな気持ちになった。
「試供品の使用感が悪かった」こんな苦情を「お客様相談室」に申し出る客はいないだろう。
良く見ると、パウチには、我が家の女性陣が開封を試みた形跡が認められた。
確かに、私のように、歯で食いちぎってまで使おうと思う執念深い人はいないだろうから、
地球の大事な資源を使い、多くの人の手を煩わせて作られた試供品は、使われることなく、
ゴミとなることだろう。
▽ィダルサスーンの担当者は、試供品をお客様が試すシーンを思い浮かべて、まじめに仕様を
考えることなどないのだろう。なぜならば担当者の主な業務は、販売する商品の仕様を考える
ことだからだ。
しかし、ドラッカーやポーターの言葉を借りるまでもなく、マーケティングは重要である。
試供品は、使用感さえ良ければ、有能なセールスマンであるが、使用感が悪ければ、
二度と顔を見たくないセールスマンになりかねない。
他のメーカーのご担当者は、▽ィダルサヴスーンと同じミスをしないで欲しい。
多額の販売促進費をドブに捨てるだけでなく、大事なお客様を失うことになりかねない。
シャンプーそのものは、香りも素晴らしいだけに非常に残念である。