器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

カツオ

2014-06-20 13:33:57 | 料理(魚貝)
なんと1匹680円・・・・・

なんでこんなに安いのか聞いてみると・・・「たくさん獲れた」とのこと。
キズが多いけど値段考えたら文句ないです。




初日は寿司・・・当然カツオのみで・・・。
1匹買っちゃったんでここ数日カツオしか食べてないです・・・(苦笑)。

この日のうちにたたき(表面を焼くので殺菌できる)と、漬け を作っときます。

翌日、漬けを酢飯にのせててこねずし


夜はたたき

ネギと大根おろしたっぷりのサラダっぽい感じで。

頭は二つに割って塩で煮ます。
・・・回遊魚のカツオは頭が小さく水の抵抗の少ない体型・・・・・。
さすがに頭は食べるとこあんまりないです。

当たり前だけど、カツオだしの味。


さすがに生では食べれなくなってくるので保存食に・・・

オリーブオイルとカツオをジッパーのついた袋に入れて、70度の湯せんで火を通します。

写真のカツオの量で40分くらい加熱しました。
容器に移し油で空気に触れない状態にして冷蔵庫で保存します。
保存食・・・と言ってもそんなには持たないので早めに食べます。


見た目はツナ缶のツナですが、70度で火を通しているのでものすごくやわらかいです。
完全に火を入れるとパサパサになるので、サンドイッチとかそのまま食べる使い方がいいです。



もう初カツオなんて時期でもないんですが・・・
江戸時代,江戸っ子は「女房を質に置いても初鰹を食う」・・・なんて言ってたそうです。
まあ、これは冗談で言っているんでしょうが、実際に初夏、その年初めて獲れたカツオ、つまり初鰹はとんでもない値段で有名な料理屋が買い取っていたみたいです。
・・・またそれをとんでもない金額を払って食べたお客さん・・・まさに粋な方がいらしたのでしょう。
人気歌舞伎役者が今のお金に換算して30万円ほどで初鰹を一匹買った・・・なんていう記録も残っているそうです。

ちなみに沢山獲れるようになってきて、安くなってから買うのは粋の反対・・・”野暮”です(苦笑)。

たんぱく質のほとんどを大豆と近海の魚(あと多分淡水魚)に頼っていた江戸時代の食生活。
産卵後で味が落ちる魚が多いこの時期に南から群れで押し寄せてくる旨い魚”カツオ”
この有難みは現代人には想像し難いものだろうと思います。
カツオ1匹に30万円出すのが”粋”・・・という江戸っ子の感覚も現代人には理解し難いものがありますが・・・。
・・・漁業関係の人達へのご祝儀・・・なんて意味でもあったんでしょうか・・・?




今のところ・・・・・・・・

予想通り買い手のつかないうちのカツオ・・・・・(苦笑)

↓こちらで販売してます。
Creema 海珠堂ショップページ





最新の画像もっと見る

コメントを投稿